- ウーパールーパーの赤ちゃんの餌は何?
- 赤ちゃんは大人のウーパールーパーとどこが違う?
- どのくらいで大人になるの?
- 飼い方・育て方のコツは?
あどけない表情のウーパールーパー。
赤ちゃんは体も小さく本当にかわいいですよね。
しかし赤ちゃんのウーパールーパーは、成体とちょっと育て方が違います。
立派な大人のウーパールーパーになるよう、
赤ちゃんの飼い方・育て方のコツをまとめてみました。
以下をご覧になって、赤ちゃんルーパーのお世話の参考にして下さい!
ページの目次
ウーパールーパーの赤ちゃんの餌は何?
ウーパールーパーの赤ちゃん、いったい何を食べるのでしょうか。

赤ちゃんのウパに最適な食べ物がありました!
ウーパールーパーの好む食べ物
その前に、ウーパールーパーという生き物がどういう食べ物を好むのか、見ていきましょう。

ウーパールーパーは歯がありません。噛むあごの力も強くないといえます。
食べ物は、基本丸呑み。つまり、丸呑みできるサイズのエサしか食べることができないということ。
成体の20cmほどのウーパールーパーならともかく、生まれたばかりの数ミリ~の赤ちゃんウーパールーパーが食べるえさとなると、相当小さなものと考えられますよね。
ウーパールーパーの成体にあげるアカムシやいとミミズは、赤ちゃんには大きすぎます。
ブラインシュリンプが最適
ウーパールーパーの赤ちゃんには、
ブラインシュリンプというエビをエサに与えるのが一番です。
ブラインシュリンプ自体は、成体でも1cmと、超小型の生き物。
ブラインシュリンプの赤ちゃんはほんの数mmなので、
ウーパールーパーの赤ちゃんの口のサイズにぴったりです。
そのほかにも、ブラインシュリンプは赤ちゃんの頃から活発に動き回るため、
動かないエサに比べるとウーパールーパーの食いつきが格段にいいのでおすすめです。
ウーパールーパーが2~4cmになったらブラインシュリンプから、
成体の食べる冷凍アカムシなどに変えていくといいでしょう。
- 生まれたて~3cmくらいまでのウーパールーパー
:ブラインシュリンプ - 3~4cmくらいになったウーパールーパー
:冷凍アカムシやウーパールーパー専用人工飼料
サイズはあくまでも目安なので、どのくらいでエサを変えていくのかは、
ウーパールーパーの様子を見て判断してください。
ちなみに、ウーパールーパーの性別の見分け方ってご存知ですか?
意外と簡単なのでチェックしてから、試してみてくださいね!
ブラインシュリンプの飼い方と管理方法
赤ちゃんウーパールーパーのエサとして最適のブラインシュリンプは、
ペットショップのアクアリウムコーナーなどで売られています。
このブラインシュリンプ実はちょっと手間隙がかかるんです。
ブラインシュリンプってどんな生き物?
- 生息地:内陸の塩水湖
- 種類:小型の甲殻類
- 特徴:卵が長期乾燥保存に耐えられる
そう、卵のまま乾燥保存してペットショップで購入可能なのです。
そのため熱帯魚や両生類のえさとして最適!
羽化したてが一番栄養素が高いため、
卵からかえったらすぐにウーパールーパーに与えましょう。

しかしちょっとまってください。
ウーパールーパーにエサとして与えるときは、
飼い主さんがこの卵をかえす必要があるということ。
そんな難しそうなこと、できるか心配!
と思いますよね。手順に従って行えば大丈夫です!
以下にブラインシュリンプの卵のかえし方をご紹介いたします。
ブラインシュリンプの卵のかえし方

ブラインシュリンプの卵は、約28度の塩水に入れることで孵化します。
通常はウーパールーパーが食べる分だけを孵化させるのですが、
それでは毎回手間がかかりますよね。
そこで以下の方法をおすすめします。
- 大量に孵化させて、残った分は冷蔵庫で保管
- もしくは、冷凍庫で保管
冷凍庫だと死んでしまいそうで心配ですよね。
鮮度を気にするのであれば、余った分は冷蔵庫で保管するといいでしょう。
赤ちゃんは大人のウーパールーパーとどこが違う?

ウーパールーパーは両生類です。
両生類というと、われわれはまず、カエルやイモリを思い浮かべますよね。
そしてカエルの赤ちゃん、おたまじゃくしを思い出します。
ウーパールーパーの赤ちゃんというと、おたまじゃくしのようなもの?
と考える人も多いのですが、それが大間違いです。
ウーパールーパーは「ネオトニー」と呼ばれる、
両生類の中でも数種しか確認されていない特異な性質を持ちます。
ネオトニーとは、生まれたときのままの姿でサイズだけが大きくなり、大人になる種のこと。
そのため赤ちゃんウーパールーパーは、大人の姿かたちはそのままに、サイズが小さいだけなのです。
どのくらいで大人になるの?

ウーパールーパーの赤ちゃんは、驚異的なスピードで大きくなります!
生まれてから稚魚のような小さなサイズで販売されていることが一般的。
サイズで言えば2~5cmでしょうか。
赤ちゃんウーパールーパー用のエサを毎日あげ続けることで、
大体日に3~4mm大きくなるといわれています。
もちろん個人差はありますが、週に1~2cm大きくなると考えていいでしょう。
成体のウーパールーパーの一般的な大きさは15cm~25cm。5cmのウパちゃんの成長を計算してみました。
1週間後:7cm
2週間後:9cm
3週間後:11cm
1ヵ月後:13cm
5週間後:15cm
7週間後:17cm
2ヵ月後:19cm
9週間後:21cm
いかがでしょうか。
週に2cmの成長スピードと仮定すると、買ったときに5cmだったウーパールーパーは、
約2ヶ月で成体へと成長します!
繰り返しますが、成長スピードは生活環境や個体差によるものが大きいため、
あくまでも参考値だとお考えくださいね。
大体20cm近くなると成長が止まることが多いため、成長が止まったところが頭打ちと考えていいでしょう。
飼い主さんが夜ねて、起きたらちょっと大きくなっているほどの、
ウーパールーパーのすさましい成長速度は見ものです。
また、ウーパールーパーの最大の大きさについては以下の記事でご紹介しています。
ウーパールーパーの個体によっては5年以上長生きするものもいて、
大きさもどんどん大きくなっていくようです。
飼い方・育て方のコツは?
生まれたばかりの赤ちゃんウーパールーパーには、
エサのときにブラインシュリンプを与えると上述しましたね。
上に書いた手順で孵化させたら、そのブラインシュリンプを小さいサイズのスポイトで吸い上げて、
ウーパールーパーに与えます。
赤ちゃんウパは一生懸命ブラインシュリンプを追いかけて食べてくれるでしょう。
お腹いっぱいにしておく
ウーパールーパーの赤ちゃん、まとめて数匹もらうケースもありますよね。
おなかがすいていると、この仲間のウーパールーパーに吸い付いて共食いしてしまうケースもあります。
そのため混泳しているウーパールーパーは、必ずお腹いっぱいの状態を保ちましょう。
水質管理

ウーパールーパーは清流を好んで生きる生き物です。
きれいな水を保ってあげると、すくすくと成長してくれるでしょう。
赤ちゃんのウーパールーパーも例外ではありません。
健常な成体になるまでは、毎日半分の水替えをすることで、
きれいな水を保つことができるでしょう。
また、ウーパールーパーは飼育環境によって進化・変体します。
大人になると気持ち悪いと話題ですので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
さて、ウーパールーパーの赤ちゃんのおすすめ餌と、
成体になるまでの育て方のコツを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
- ウーパールーパーの赤ちゃんの餌はブラインシュリンプが最適!
- ウーパールーパーの赤ちゃんと大人は、単純に体のサイズが違うだけ。
- 孵化してから約2ヶ月で成体にまで成長する。
- 赤ちゃんのうちはお腹いっぱいにしておくこと。
- 水質管理を(水替え)をしっかりと行うこと。
赤ちゃんが大人になるのはあっという間です。わずかな期間の成長を、愛情を持って見守ってあげてくださいね。
ウーパールーパーの寿命については、こちらの記事でご紹介しています。
>>ウーパールーパーの寿命は?飼い方やペット・野生の生態で違う?
ペットとして飼育する上で寿命は重要なポイントですから、ぜひチェックしておいてください。