• カブトムシが蛹化に失敗する原因は?
  • 人口蛹室を作るべき時期と方法は?

夏に近づいてくると、カブトムシがホームセンターに並びだします。

それを見て、カブトムシを飼育してみたいと願う男の子たちも増えてきますよね。

カブトムシ飼育は一見楽で誰でも出来そうです。しかし要所で飼育のこつが必要となり、初心者飼い主さんは対応がわからず慌てることもしばしば。

 

今回は、そんなカブトムシの蛹化についてお伝えしていきます。蛹化に失敗する原因と、人工蛹室を作るべきかについて、以下をご覧の上、飼育の参考にしてください。

国産カブトムシが蛹化に失敗する原因は?

せっかく幼虫から育てて、大きくなったカブトムシ。蛹化に失敗して悲しい思いをするのはイヤですよね。

 

では、どうしたら蛹化に失敗せず、夏に元気な成虫になって姿を見せてくれるのでしょう?

 

カブトムシが蛹化に失敗する理由を以下に挙げていくので、思い当たる原因を探ってみてください。

 

飼育ケースのサイズが浅い?

カブトムシ飼育の初心者の方は驚くかもしれませんが、カブトムシは自由にあちこち向いて蛹化するのではなく、みんな同じ縦方向を向いて蛹となります。

 

そして、蛹化の時期を迎える前には、飼育ケースに細心の注意が必要です。

 

浅いケースだとカブトムシが縦の方向で蛹になれないため、最低約15~20cm以上の深さのケースを用意する必要があります。

 

もし浅いケースを使って上手に蛹化できなかった場合、蛹になれず死んでしまうケースも多々あるため、飼育ケースの深さはとても重要です。

 

カブトムシにとってゆとりのあるケースは、楽に蛹化できるばかりではなく、角が曲がらず成虫になれるというメリットもあります。

 

ですから、より深いケースを用意すると、カブトムシのみならず飼育者にとってもとても楽しみな、カブトムシライフを送ることができるといえるのです!

 

飼育環境が悪いから?

カブトムシを無事蛹化させ、蛹にするには飼育ケース以外にもう一つポイントがあります。それは、カブトムシが生活している土の湿り具合です。

 

特に、カブトムシが蛹化するときには水分量が大切で、乾いていても濡れすぎてビチョビチョでもいけません。

 

乾きすぎているとマットが固まらないため、カブトムシが上手に蛹化できないばかりではなく、蛹室もうまく作ることができません。

 

その結果、少しずつ飼育ケースの上の方に上がり、最悪の場合はマットから出てしまう場合もあります。マットから出てきた幼虫の対応は「カブトムシの幼虫が動かない理由は?」の記事で詳しくご案内しているので、そちらもあわせて参考にして下さい。

 

一方、水分が多い場合は、せっかく作った蛹室の中に水たまりができ、蛹が死んでしまいます。

 

ほんの少しの水が溜まっただけでも蛹は死んでしまうので、特に注意が必要です!

 

このように繊細な水分量が必要なカブトムシの蛹ですが、目安となる水分量はあるのでしょうか?ベストな水分量の測り方は、軽く握ると土が玉になるくらいです。

 

そして、いつ頃から飼育ケースや水分量に注意をして育てればよいかというと、3齢の幼虫の頃からで、蛹室を作り始めてからの水分量の調節はしない方が良いです。

 

静かな環境が大切!

カブトムシはとてもデリケートな生き物です。

 

特に、幼虫から蛹化し、蛹になり成虫になる間は、ケースを暗く保ち、音が響かない静かな環境で育ててあげるのが、成功の秘訣です。

 

そして、せっかくカブトムシが作った蛹室をつぶしてしまわないようにすることがとても大切です。

 

カブトムシは、基本的に春~初夏頃に蛹室を作るので、その時期にはマット交換を行わないようにする必要があります。

 

蛹化する前のマット交換については「カブトムシ幼虫の育て方」の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

 

人工蛹室を作るべき時期は?

もし、カブトムシが上手に蛹室を作ることができなかった場合は、手助けをしてあげる方がよいと聞きますよね。

 

「手助け」といわれても、何をすればいいの?という初心者飼い主さんのために、飼い主さんによる蛹室の作り方などを以下に紹介いたします。

 

国産カブトムシの蛹化する時期や期間は?

カブトムシの幼虫の蛹化が近いことを知るポイントとして、次のようなことが挙げられます。

  • 今まで食欲旺盛だった幼虫が、一気に食べなくなる。
  • 白かった幼虫が、黄色っぽくなり、シワシワになる。
  • 4月~5月である。

そして、このような前兆が見えれば、そろそろ蛹室を作る時期になるので、最後のマット交換をしてあげる必要があります。

 

綺麗で水分量も程よいマットになると、幼虫は自力で蛹室を作り始めます。

 

お尻に溜まっていた糞が全部出てしまい、綺麗になっていたら蛹室を作り終わっている時期なので、もう自力で土の中にもぐることはできません。

 

カブトムシが蛹で過ごす時期は、およそ5月~7月の約1~2カ月の間です。

 

だいたい6月の終わりか7月に入ると、成虫となり土からいつでも出てきても良いように、マットの上にそっとエサ入れや足場を作ってあげておいてくださいね!

 

カブトムシは、夜中に土から外に出てきます。もし用意が遅れると、悲しい結末に。。。

 

そんなことにならいように、そっと静かに成虫として生活できる準備をしてあげてください!

 

人工蛹室を作るべき?判断のポイントは?

急遽人工蛹室を作らないといけない状態の時は、どのような場合が考えられるのでしょう?

 

蛹の時期

たまにあることなのですが、気づいたら土の上で蛹になっている場合があります。

 

土の上で蛹…いくら初心者飼い主さんであっても、何かおかしい?と感じますよね。土の上で蛹になった原因としては、考えられるのは、以下のようなもの。

 

  • 容器の大きさよりも幼虫が多すぎた。
    :幼虫は、一定以上の間隔をきっちり開けて、それぞれが蛹室を作るため、ゆとりがなければなりません。
  • マットの状態が思わしくなかった。
    :マットが柔らかすぎたり、水分が少なすぎたりすると、うまく蛹室を作れず、出てきてしまいます。ベストは、ある程度の湿り気があり、押し固めた状態(底約20cmくらい)のマットを作っておくことです。

などが考えられます。

 

特に、土の上で蛹になってしまっている場合は、緊急事態ですので、人工蛹室に移してあげる必要があります。でも、慌ててもいけません。

 

蛹になりたてはまだ表面が柔らかく、この時期に下手に触ると蛹を痛めてしまうので、1週間ほどたって殻がしっかりしてきてから移動させた方が賢明です。

 

蛹室を壊した場合

800㏄のジャム用のガラス瓶や食パン用の2リットルの角型容器などを100円ショップで購入し、水分がやや多めのマットをその中に固くおさえながら詰めていきます。

 

くぼみを指先で作り、そこに幼虫を置いて、幼虫が自ら入っていけば問題ありません。

 

しかし、自力で潜っていく様子がない場合は、要注意。そのまま置いておくと、マットの表面で蛹になってしまいます。

 

そうなると、蛹から成虫に孵化するときに成功する率がかなり低くなるので、人工蛹室を作ることをオススメします。

 

人工蛹室の作り方は、直径・深さとも約5cmほどのくぼみを人差し指と中指で作り、壁を丁寧によく固めると出来上がりです。

 

そこに、茶色がかっている「前蛹」と呼ばれる幼虫を大きめのスプーンですくって、お尻の方から入れてあげると出来上がりです。

 

前蛹と呼ばれる幼虫は、刺激を与えると激しくかみつき、急に暴れることもあるので、慎重に落とさないように移動させてあげてくださいね。

 

人工蛹室で飼育してみたい場合

どうしても人工蛹室で飼育したいと思われる方は、2つのタイミングがあることを覚えておいてください。

  • 前蛹状態での移動
  • 完全に蛹になってからの移動

完全に蛹になってからの移動は比較的簡単ですが、前蛹状態での移動はとてもタイミングが難しいです。

 

完全な前蛹状態での移動が好ましいため、幼虫の頭(顎)と手が完全に固まっているかを確認してから行うようにしてください。

 

もし、完全にならない状態で移動すると、幼虫はまだ自由に動けるので、せっかく作った人工蛹室を見事にバラバラにしてしまいます。

 

人工蛹室のおすすめ作り方は?

上述した蛹室の作り方以外にも、人工蛹室を作る方法はいくつかあります。それぞれの方法を簡単に説明していきたいと思います。

 

トイレットペーパーの芯を使う方法(国産カブトムシのみ)

外国産は横向きに作るので、この方法では不可能です。蛹室を縦方向に作る、国産カブトムシに対する方法だとご了承くださいね。

 

  1. ミニプラケースを用意し、底に水で湿らせたティッシュを5~6枚ほど重ねて敷いておきます。キッチンペーパーなどでも代用可能です。
  2. 湿らせたティッシュ入りのプラケースが用意出来たら、次にトイレットペーパーの芯を縦に並べていきます。
    この時、詰め込みすぎて芯がへちゃげないように注意してくださいね。
  3. プラケースに並べた芯は倒れないように、きっちり固定しておくことが大切なポイントです。
  4. 幼虫が自分で作った蛹室の横をそっと掘り進め、丁寧に幼虫を取り出し、上述のとおり作った人工蛹室のそれぞれの芯の中に、一匹ずつ幼虫を投入していきます。
    この時、慎重に丁寧にしないと、ちょっとしたショックで幼虫が死んでしまう場合が多々あります。
  5. あとは蓋を閉めて完成です!
    ポイントは、湿度です!専用ケースや乾燥しにくいケースを使っている場合は、それほど気にしなくても良いかもしれませんが、普通の飼育ケースを使っている場合は、蓋の間に湿らせたキッチンペーパーを挟むなどの工夫をし、湿度を実際の蛹室に近づける工夫をしてください。

完成したケースは、15度ほど傾斜するように工夫し、静かな場所で羽化を待ってくださいね!

 

ペットボトルやクリアカップを使う方法

ペットボトルやクリアカップを使う方法の注意点は、大きいペットボトルやクリアカップを用意することです。

 

その理由は、小さいカップだと、幼虫が動くたびにマットが外に出てしまうので、管理がとても大変だからです。下手をすると、幼虫が外に落ちてしまう可能性も高くなります。

 

例えば、マットの高さを16cm入れたとしたら、カップの高さは21cm以上は必要です。この基本比率を元に、飼育ケースの深さに合わせてマットによる蛹室を用意していきましょう。

 

深さに十分注意した上で、クリアカップやペットボトルでの人工蛹室の作り方は以下の手順に従ってください。

 

  1. 大きいクリアカップを用意します。(普通の大きさのクリアカップを上下逆にして、ガムテープで途中を止めて使うのも可能です。)
  2. ほどよい湿り気のあるマットをクリアカップに入れます。
  3. マットをしっかり固めながらいれ、親指と人差し指でくぼみを作ります。
  4. そこに前蛹状態の幼虫を移し、上に湿らせたキッチンペーパーなどで蓋をしておきます。

 

この方法なら、お子さまの自由研究の材料としても観察でき、とても勉強になります。

 

ただし蛹は衝撃に弱くデリケートであることを忘れずに、そっと静かに覗き込む程度にしてくださいね。蛹の観察の注意点を以下にまとめてみました。

 

人工蛹室を作るときの注意点とは?

人工蛹室を作ったら、出来るだけ安静にし、暗い場所においておくのがおすすめです。

 

しかしそれでは観察できないので、普段は黒い覆いなどで暗くする工夫をし、観察するときだけその覆いを外して、観察が終わったらすぐにまた暗くする方法が良いでしょう。

 

いずれにしても、静かな場所に置くことは守ってください!ほどよい湿度もとても大切で、一定に保つ必要があります。

 

蓋をサランラップにすることで、マットからの余計な水分の蒸発を防ぐことができ、湿度を一定に保つことが簡単にできます。蛹ちゃんが窒息するほどサランラップで密閉しないように注意してくださいね。

 

まとめ

カブトムシの蛹化に失敗する原因や人工蛹室を作る時期や方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

蛹とは幼虫が成虫になる前の成長過程であり、カブトムシの最もデリケートな時期です。

 

そのため、幼虫や成虫の時期以上に、丁寧に慎重に扱ってあげる必要があります。

 

是非、カブトムシに愛情をもって育てていってあげてくださいね!


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