虫好き少年はもちろん、大人になっても夢中になる虫の王様・カブトムシ。

 

夏に昆虫採集にでかけ、立派な成虫を見つけて捕まえるのはとても楽しいものですが、自分の手で卵から育ててみたい、とも思いますよね?

 

そんなカブトムシの卵の見つけ方について、まとめてみました。

 

カブトムシの卵を探そう!飼育下編

カブトムシ 卵 見つけ方

まずは、飼っているカブトムシの卵探しから。

 

オスとメスのペア、またはオス1匹とメス2匹のトリオなど、

オスとメスを一緒に飼育していると、ほとんど間違いなく交尾し卵を産みます。

 

卵は少し黄色がかった白色で、産卵直後は1.5mmほどの大きさですが、

ふ化直前には3mmほどの大きさになります。

 

若干縦長の、丸い卵です。

 

飼育環境の場合、産卵用に昆虫マットを敷いているか、

市販の腐葉土を敷いていると思いますので、この中から卵を探すことになります。

 

マットにも腐葉土にも、カブトムシの卵に似たものは入っていないので、卵があれば見つけるのはそう難しくありません。

 

一度、成虫を飼育していたマットや腐葉土を新聞紙などの上にあけ、

スプーンで崩すようにしながらじっくり探してみましょう。

 

産卵からふ化までは1か月ほどかかるので、産卵日にそう神経質になる必要はありません。

 

それに、もしふ化してしても、幼虫を探し出して回収すれば済むことなので、

どうしても卵を回収したい理由(卵を観察したい場合など)がなければ、

ふ化した後に回収しても特に問題はありません。

 

ただし、卵も幼虫も乾燥と温度の急変に弱いので、

マットや腐葉土は常に湿らせ、なるべく温度変化の少ない環境で管理しましょう。

 

難しく考える必要はなく、成虫を飼っていたときと同様に管理すれば大丈夫です。

 

カブトムシの卵を探そう!自然下編

カブトムシ 卵 見つけ方

こちらはぐっと難しくなります。

 

成虫を探す場合、樹液の出ているクヌギやコナラの木さえ見つければ難しくありませんが、

幼虫は腐葉土を食べるため、確実な産卵ポイントを見つけるのが難しいのです。

 

しかも、そこに卵があるためには成虫が産卵に来ないといけません。

 

どんなに条件の整った環境でも、成虫が産卵に来ていなければ、当然卵は見つけられません。

 

ヒトの目で見て「ここはいい条件がそろっている」と思っても、

成虫が飛んでこられる場所でなければ、卵を見つけることはできないのです。

 

また、産卵に適した場所が複数ある場合、どこに産卵するかはほとんど運任せなので、余計に見つけにくくなります。

 

さらに、飼育下のマットや腐葉土と違い、

自然下の腐葉土には腐葉土以外のものがたくさん含まれています。

 

小さなキノコやアリのサナギなど、一見するとカブトムシの卵に見えるものもたくさんあります。

 

ちょっと逆説的ですが、自然下でカブトムシの卵を見つけたい場合、

まずは冬にカブトムシの幼虫が見つかる場所を探しましょう。

 

冬になると、カブトムシの幼虫はかなりの大きさになっているので、卵よりもはるかに簡単に見つけられます。

 

探すポイントは、クヌギやコナラの落ち葉がたくさん積もって下の方が腐葉土になっている場所です。

 

持ち主さんの許可が必要ですが、畑などの落ち葉溜めや堆肥場、コンポストなどを探すといいでしょう。

 

冬場は落ち葉と腐葉土の境目にいることが多いので、落ち葉をどかすと幼虫が見つかります。

 

もちろん、見つけた幼虫を何匹か持ち帰って飼育してもいいのですが、

卵を見つけたいのなら、その場所をよく覚えておきます。

 

カブトムシの産卵に適した場所はそうたくさんあるわけではないので、毎年産卵に来ているケースがほとんどです。

 

翌年の晩夏~秋ごろ、前もって幼虫を見つけた場所で卵を探してみましょう。

 

探し方自体は飼育下と同じですが、前述したとおり卵と紛らわしいものがたくさん混ざっています。

 

とても根気のいる作業ですが、運が良ければ見つけられます。

 

あまり深く潜り込んで産卵することはないので、20センチほどの深さまでの場所で探すといいでしょう。

 

正直なところ、敢えて自然下で卵に限定して探すメリットが筆者にはよくわかりませんが、

「どんな場所に産卵しているのか」を調べたい場合などには有効でしょう。

 

卵のその後は?

カブトムシ 卵 見つけ方

腐葉土に産卵された卵は、産卵後1~2か月でふ化します。

 

ふだん、ニワトリの卵などを見慣れているとあまりピンとこないのですが、

カブトムシの卵は殻が薄く、成長につれてだんだん大きくなっていきます。

 

産卵直後とふ化直前で大きさを比べると、倍ほども違うことがわかります。

 

ふ化した幼虫は腐葉土を食べながら育つのですが、このときの成長スピードはかなりのものがあります。

 

秋ごろにふ化した幼虫が、冬には手のひらに乗せられるくらいの大きさになっているのです。

 

飼育しているときの卵や幼虫管理の注意点に「温度管理の少ない場所」や

「適度に湿らせること」というのがありますが、

自然環境にある腐葉土はそんなシビアな管理などされていません。

 

幼虫がふ化する秋ごろは特に、日中と夜間で温度変化が激しい季節です。

 

これでは多くの幼虫が弱ったり死んだりしてしまう、と思われますが、

彼らはちゃんと「野生の知恵」を使って生き残っています。

 

基本的に、腐葉土に限らず自然下の土壌は深くなるほど水分が多く、温度変化が少なくなります。

 

また、表層に行くほど外気温や太陽の影響を受けやすくなります。

 

たとえば、晴れた日の日当たりのいい場所の腐葉土の表面は温度が高く乾いていますが、ちょっと掘ると下の方は湿っています。

 

また、表層の温度の影響を受け、より深いところと比べて少しだけ温度が高くなっています。

 

夜間になれば表層の温度は下がってしまいますが、

少し深くなった場所では表層の温度変化の影響を受けるのに時間がかかり、温度変化がゆっくりになります。

 

そうした環境の中で、幼虫は自分の生育に適した環境を自分で選び取っているのです。

 

冬は気温がかなり下がってしまうので幼虫の活動も止まりますが、このときにも彼らならではの工夫があります。

 

腐葉土は、落ち葉がバクテリアや細菌の活動によって分解されてできる土ですが、

この分解作用のときに熱が出るのです。

 

この熱を、発酵熱といいます。

 

落ち葉が分解される過程でしか発酵熱は出ないので、

単なる落ち葉でも発酵が進み切った完熟腐葉土でも、発酵熱は出ません。

 

自然下の落ち葉溜めでは、発酵熱の出ている層が決まっているのです。

 

この層からある程度の距離をとることで、幼虫は自分の生育に適した温度の場所を探り当て、

冬を過ごすことができるのです。

 

水が氷るほどの温度になれば幼虫も凍死してしまいますが、この発酵熱を利用することで凍死を免れているわけです。

 

冬に落ち葉溜めで幼虫探しをしていて、落ち葉を少し掘り進んだところで幼虫が見つかるのは、

その場所が幼虫の生育に有利な温度帯だからなのです。

 

こういった微妙なバランスまで飼育下で再現することはできないので、

エアコンで温度管理をし、人間が霧吹きで湿度を与える必要があります。

 

カブトムシの卵を見つける「裏技」

キャラ

先ほど書いたとおり、カブトムシの卵を見つけるのは至難の業なのですが、実は裏技があります。

 

この裏技は、カブトムシが生息している雑木林などの近くにお住まいがある場合に有効です。

 

試す時期は、成虫が活動する初夏から夏にかけての季節がいいでしょう。

 

まず、昆虫の専門店で売られている産卵用の完熟マットを用意します。

 

そのマットをコンテナなど容器に入れ、雑木林の近くや樹液の出る木の近くに置きます。

 

すると、完熟マットの発酵臭を感じるのか、カブトムシのメスが産卵にやってくるのです。

 

あとは、そのマットの中に卵がないか念入りに確認するだけ。

 

運が良ければ、産卵直後の卵が見つかるはずです。

 

このことからも、カブトムシが腐葉土を上手に利用して生活していることがわかりますね。

 

まとめ

  • 晩夏~秋にかけて、オスとメスを同居飼育したマットの中を探せば、卵が見つかる
  • 自然環境でカブトムシの卵を見つけ出すのはとても難しい
  • カブトムシの生息地付近に完熟マットを置くと、産卵にやってくることがある

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