• ルリカケスラムって鳥のお酒?
  • 鳴き声を聞けるのは奄美大島だけ?

みなさんはルリカケス・ラムって知っていますか?

 

なんだかとても謎めいた名前ですよね!

 

今回はルリカケス・ラムという、とても不思議な名前のついた鳥についてご紹介していきたいと思います。

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ルリカケス・ラムって鳥のお酒?

ルリカケス・ラム 鳥 お酒

鳥の名前が使われているお酒、それが「ルリカケス・ラム」です。

 

ルリカケス・ラムは鹿児島県にある奄美諸島の徳之島にある高岡醸造で作られました。

 

その名前の元になっているのが、ルリカケスという鳥です。

 

ルリカケスという名前がついているのだから、きっとその鳥を使って作ったお酒にちがいない。

 

と思う方も多いと思いますが、そうではありません。

 

ルリカケスという珍しい種類の鳥がいることで有名な地域の地酒に、特産品として名前を借用したというのが本当のところ。

 

それではその珍しい鳥として有名な、ルリカケスについてご紹介していきましょう!

 

ルリカケスとは?

ルリカケスは、国の指定天然記念物に指定されています。

 

ルリカケスは、世界で奄美大島と徳之島にしか生息していない鳥で、1850年にフランス人により、発見されました。

 

その後、奄美大島と徳之島にしか住んでいないことが明らかになると、

珍しい鳥として一躍有名になり、1915年には標本として輸出されるようになりました。

 

その結果、多くのルリカケスが殺され、

1921(大正10)年には国の天然記念物に指定され、

現在でもその数はあまり増えておらず、「危急種」に指定されています。

 

キャラ

「危急種」とは、絶滅の危険が増大している種類のことで、

絶滅の危険性が希少種よりも高く、

絶滅危惧種よりも低いレベルの生物のことです。

現在では、奄美大島、加計呂麻島、請島にしか生息していることが確認されていません。

 

徳之島での生息情報は、1920年に発見されて以後、確実な発見例がありません。

キャラ

徳之島のルリカケスは、絶滅してしまったのかもしれません…

 

ルリカケスの特徴は?

ルリカケス・ラム 鳥 お酒

ルリカケスの体長は約40cm弱で、尾がわりと長く、背中から胸、お腹、尾の下の部分は赤茶色をしており、頭部から翼、尾にかけては綺麗な瑠璃色をしています。

 

また、翼と尾の先端に白い斑があるのも特徴の一つです。

 

棲み処は、繁殖期以外は5~6羽の小さな群れで、樹木の上で生活をしています。

 

木の実や昆虫類などの小動物が大好物で、巣は人家の軒先やソテツ林の草むらの中などに作ります。

 

鳴き声は、綺麗な見かけに似つかわしくない、

「ギャーギャー、ゲェーイゲェーイ。ジャアジャア」などという、特徴のある声で鳴きます。

 

ルリカケスに出会える場所

ルリカケスは、自然界では奄美大島と加計呂麻島、請島でしか見ることが出来ないことは、上述したとおり。

 

そんなルリカケスですが、現在では数が激減しているため、

固有種のルリカケスを何とか増やせないかという取り組みが行われています。

 

その取り組みを行っているのが、鹿児島県鹿児島市にある、「平川動物公園」です。

 

奄美大島生まれのオス1羽とペア1組の合計3羽を飼育しており、当面の目標は100羽まで増やすことです。

 

なぜ本土での繁殖をこころみてるの?奄美大島でやればいいんじゃないの?

と思いますよね。

 

その理由は、感染症の流行での絶滅を防ぐためです。

 

もし奄美大島で感染症が流行し、ルリカケスが被害を受けたとしても、

本土で生き残っていれば絶滅のリスクは限りなく避けられるということ。

 

是非この取り組みは成功してほしいですよね!

鳴き声を聞けるのは奄美大島だけ?

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ルリカケスの鳴き声は、奄美大島や加計呂麻島、請島でしか聞けないのでしょうか?

 

また、ルリカケスの鳴き声に特徴はあるのでしょうか?

 

それでは、少しばかりルリカケスの世界に入ってみたいと思います!

 

ルリカケスの鳴き声は?

ルリカケスは大きさもさることながら、鳴き声もカラスに似て、「ギャーギャー」「ジャージャー」という感じで鳴きます。

 

ルリカケスが鳴くのは、オスがメスに求愛するとき。

そして縄張りを守るときに「さえずり」ます。

 

さえずりは、春から夏にかけての繁殖期によく聞くことができ、どちらかといえば単調な低い声で鳴きます。

 

ちなみにルリカケスの親が雛を呼ぶときには、このしわがれた声で鳴くのではなく、

「クーク―」と、とても優しい声で鳴くそうですよ!

 

これとは別の鳴き方に「地鳴き」というのがあり、こちらは通常の仲間同士のコミュニケーションとして使われる鳴き方です。

 

こちらは、短い単音を出す鳴き方なので、違いがすぐ分かると思います。

 

いずれにしても、ルリカケスの鳴き声は他の野鳥とは全く違う「しわがれた声」をしているので、

この特徴的な声を頼りに探してみると、案外見つかりやすいかもしれません。

 

ルリカケスの保全活動

ルリカケスは既に何度も書いているように、生息数が激減し、現在では保全の対象となっている貴重な鳥です。

 

そして、すでにご紹介した鹿児島の「平川動物公園」のルリカケスのペアは、実は東京都の「上野動物園」からやってきたペアです。

 

上野動物園では、2006年に正門すぐそば、

ちょうどパンダのおうちの反対側の「日本の鳥」コーナーに併設される形で、ルリカケス舎が作られています。

 

上野公園ではとても日当たりも良く、それでいて室内と室外を自由に行き来できるようになっているので、ルリカケスの観察をするにはもってこいの環境となっています。

 

飼育施設内の地面も自然な土で出来ているため、野生のミミズが住んでおり、捕食しているところもタイミングが良ければ見れますよ!

 

わざわざ奄美大島まで行かなくてもルリカケスを東京で見ることができるんです!

ルリカケスの鳴き声に興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

ルリカケスのたどった軌跡

ルリカケスは、20世紀初頭には、その綺麗な青い羽根を婦人の帽子の飾りとして輸出するために乱獲されました。

 

そして、1953年に奄美大島に復活したと思えば、今度は天然林の開発による犠牲にさらされます。

 

さらに20世紀末にはハブ退治をするために、

1979年に放たれた外来種のマングースの襲撃にあい、その数をさらに減らしました。

 

2006年には、ルリカケスの絶滅の危険が低くなったと環境省により判断され、

現在では生息数は回復傾向にあります。

 

これは、森林開発が落ち着き、さらにマングースが駆除されたことによります。

 

やっとルリカケスが安心して暮らせる環境が戻ってきたのです。

 

ルリカケスを長年研究する石田健さんによると、

現在の生息数は推定で約700つがいがいるとのことです。

ルリカケスの故郷 奄美群島

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鹿児島県の奄美群島が、2017年3月7日に国立公園として指定されました。

 

その名も、「奄美群島国立公園」!

国内34カ所目の国立公園です。

 

奄美大島をはじめとする奄美群島には、「生きた化石」がゴロゴロ存在しています。

 

固有種がたくさん住んでおり、生息する哺乳類20種類のうち、10種類が在来種。

 

鳥類も日本で確認された555種類のうち、なんと60%弱が奄美群島に生息しています。

 

植物に至っても、固有種・固有亜種、約60種も存在します。

 

現在の島の問題は、以前のマングース問題ではなく、野生化した「ノネコ」問題です。

 

これは、島民の協力なくしては取り組めない問題です。

 

というのも、奄美大島では猫を外で飼育する人がとても多く、

去勢や避妊手術をしないため、野良猫が増え続け、

その結果山の中に入ってノネコ化するケースが後を絶ちません。

 

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また、飼育できなくなって山に捨てる人も多いとか…

 

島民の人々のみならず、観光客の人たちもモラルをもって行動するよう、呼びかける必要もあります。

 

奄美大島では、野生動物を見たいがために、

注意を払わずに森に入る人が後をたちません。

 

ガイドツアーやレンタカーを使うことにより、簡単に森に入ることはできますが、

肝心な森を結局は荒らして帰ることになることも現実。

 

例えば、クロウサギの観察をしたいがために森に入り、カエルのことは全く気にしていないため、踏みつぶしてしまう人たちも実際に存在しているようです。

 

動物に負担がかからないように、生態系が崩れないように維持していくことが今後の課題ですね。

まとめ

奄美大島をはじめとする、奄美群島の貴重な固有種、ルリカケスについてご紹介してきました。

 

ルリカケスをはじめ、奄美群島には日本を代表する、日本でしか見られない有数の固有種が存在します。

 

これらの固有種を絶やさないために、私たち一人一人のモラルがとても大切です。

  • ルリカケス・ラムは、ルリカケスを使っていません!
  • ルリカケスは、奄美大島・加計呂麻島・請島にのみ生息しています。
  • 島でもしも病気が流行った時の種の保存を鑑み、「上野動物園」「平川動物公園」で飼育&繁殖が行われています。
  • ルリカケスの羽はとてもきれいな瑠璃色をしていますが、鳴き声はその綺麗な姿に似合わず、「ギャーギャー」という声で鳴きます。
  • ルリカケスは、その綺麗な瑠璃色の羽を手に入れるために乱獲され、数が激減しましたが、保全運動のおかげで元の数に戻りました。
  • ルリカケスの故郷、奄美群島は国内34カ所目の国立公園に指定されました。
  • 国立公園に指定され、観光客が増えたことで、様々な問題が起きており、島の貴重な固有種を守るために、ある程度の規制をする必要が出てきています。

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