• カッコウの托卵への報復がエグい?
  • カッコウの托卵への対策&ターゲットになる鳥

カッコウの托卵は、自然界のむごい生態として有名です。

カッコウという親しみのある鳥の人気も、この托卵という生態を知られることでちょっと減少。

 

今回はそんなカッコウの托卵について新たにわかった事実を紹介していきます。

 

カッコウがどうこう、というよりも、そもそも「自然界」が厳しい世界。

 

人間は自然界からとても遠い存在なので、その厳しさを「当然」と受け入れることができないまでに、平和になれてしまったんだと、考えさせられる逸話です。

 

以下を読んで、あなたはカッコウを「ひどい」と思いますか?

 

それとも、カッコウのヒナに対する、他の鳥の仕打ちを「ひどい」と思いますか?

 

それとも…。

 

カッコウの托卵について

カッコウ 托卵 報復

カッコウといえば、よその鳥の巣に、自分の卵を産むことで有名ですよね。

 

卵からかえったカッコウのヒナは、本能から、生まれてすぐに、自分以外の卵を巣の外に落としてしまいます。

 

その、誕生とともに行う仕事のために、カッコウのヒナの背中は、生まれつき「くぼみ」があるのです。

 

くぼみは、よその鳥の卵をのせるためのもの。

 

キャラ

進化もここまで来るとエグイ…としか言いようがないですよね。

 

カッコウはよく、「ひどい鳥」「むごい鳥」と語られることがあります。

 

しかし、生まれてくるヒナも必死です。

 

ヒナを産み落として姿を消す母カッコウも、もしかすると必死に生きているのかもしれません…?

 

「産みっぱなしで南に帰る」と言われていますが…。

 

そして、エグイのはカッコウだけではないのでご安心を。

 

自然界の生態系のバランスは、保たれるよう進化するものです。

 

カッコウに対するほかの鳥の仕打ちもけっこうエグいことがわかりました。

 

カッコウの托卵への報復がエグい?

カッコウの托卵は有名ですよね。

 

托卵された母鳥は、我が子と思いカッコウの子供を一生懸命育てます。

 

カッコウの赤ちゃんも、本能からか、異種の母鳥にめいっぱい甘い声を出して甘えます。

キャラ

本能のなせる業とはいえ、カッコウの赤ちゃんを見ていると、自然界の恐ろしさを感じてしまうのは、私だけでしょうか。

我が子が殺されたとも知らずに、せっせとよその子を育てる母鳥に、世間は同情の声を寄せます。

 

しかし、カッコウの托卵には、裏の一面もありました。

 

それは、托卵された母鳥が、カッコウのヒナを「我が子ではない!」と気がつくときのこと。

 

我が子の卵が落とされた…とまでは、さすがにわかっているのかどうか。

 

ただ、我が子が別の鳥のヒナに置き換わっていることに、気がつくことがあるんです。

 

そうなったら、母鳥はどうするか。

それは、「育児放棄」です。

我が子でないなら育てない。

餌もあげない。

 

当然といえば当然かもしれませんが、自然界はやはり、人間界のようには行きませんね。

 

我々はつい、「人間だったら」という倫理観でものを考えてしまいます。

 

異種の子供であろうとも、飢え死ぬのを見るのはしのびない。

 

けど、自然界では、異種の子供が死のうとも、「かわいそう」という偽善精神はありません。

 

せいぜい、「また卵を産みなおさなきゃ…」というところでしょうか。

 

托卵のターゲットになる鳥

カッコウ 托卵 報復

ではカッコウは、どの鳥の巣に托卵するのでしょうか?

 

どんな鳥の巣でもいいわけではない…

と思いきや、自分たちの産卵のタイミングに合う地域に生息している巣であれば、割とどれでも良さそうです。

 

偶然カッコウの産卵する時期に、巣を張っている鳥は大災難ですよね。

 

そんな災難組みについて調べてみました。

カッコウに托卵される鳥
  • オナガ
  • オオヨシキリ
  • モズ
  • ホオジロ(300年前)

カッコウに排卵されることで、劇的に数を減らしてしまった種もあります。

 

これらが自然界の負け組み…

と思いきや、彼らも負けていませんでした。

 

生命の進化は、生き延びることにかけては粘り強い!

 

彼らは進化とともに、カッコウに托卵されにくい業を、ひたむきに身につけていったのです!

 

カッコウへの托卵対策を、以下にまとめてみたのでご覧ください。

 

カッコウの托卵への対策

カッコウ 托卵 報復

長い間托卵をしていると、カッコウに托卵されまくる種の鳥は、当然カッコウを警戒します。

 

モズなどは、カッコウの模型を巣の近くに置いただけで、いきり立って攻撃にくるくらい。

 

「コイツに托卵されてたまるものか!」

托卵される側も必死です。

 

そして、托卵するカッコウと、托卵される鳥の間で、

何百年にもわたる、

托卵をかけた進化戦争が起きていたことがわかりました。

ホオジロの托卵の歴史

2018年現在、カッコウはホオジロに托卵しているという状況はあまり確認できません。

 

けれども、時代を遡って江戸時代。

 

文献に、カッコウがホオジロに托卵していた記録が残されているのです。

 

300年前には托卵していたのに、現代は托卵していない。

 

そう、カッコウは、この300年の間に、ホオジロの巣に托卵することがでなくなったのです。

 

この生態の変化は、ひとえに「ホオジロの、托卵対策が、カッコウの生態を上回ったから!

と言えるでしょう。

 

ホオジロの托卵対策

ホオジロの激的な進化とは…

  • カッコウへの攻撃力
  • カッコウの卵を見分ける認識力

この二つに特化したことです。

カッコウへの攻撃力

カッコウへの攻撃力は、他のモズなどの鳥も過激です。

キャラ

そりゃそうですよね。

人間で言うと、産婦人科の赤ちゃん部屋に、自分の赤ちゃんと人の赤ちゃんを取り替えようとしている、怪しい人がいるようなものです。

 

全力でナースコールですよ。

 

カッコウが巣の近くにいるだけで、キーキーピーピーと、森全体が騒がしくなるほどです。

 

同種の鳥同士の、音やなにかのコミュニケーション力もあるため、仲間内でも警戒しあいます。

 

カッコウの卵を見分ける認識力

現代のカッコウの卵、托卵をする、モズやオオヨシキリの卵とはあまり似ていません。

 

カッコウの卵には、独特の綿模様があるからです。

 

するどいお母さんならば、自分の留守中に巣に増えていた綿模様の卵があったら、

それだけで警戒して巣から落とします。

 

この、カッコウにとってはネックとなる「綿模様」。

 

なんで托卵する鳥の卵に似せないの?

と思いますよね。

 

コレ実は、ものすごく似せているんですよ。

 

そう、カッコウは、過去にホオジロに托卵をしていたため、

現代のカッコウの卵も、ホオジロの卵にそっくりなんです。

 

ホオジロの卵は、綿模様。

 

ホオジロは長い歴史の中で、カッコウに托卵され続けてきました。

 

そのためホオジロは数百年の間に急激に進化し、二度とカッコウに托卵されないほどまでに、能力を高めたのです。

 

ホオジロの「卵の見分ける能力」のせいで、カッコウは次第に、

生存確率の低いホオジロの巣を避けるようになりました。

 

そして、モズやオオヨシキリ、そしてオナガに托卵するようになっていったのです。

 

モズやオオヨシキリ

モズやオオヨシキリだって、カッコウの卵を常に警戒しています。

 

托卵された日には、我が子は全滅のうえに、憎きカッコウを育てる羽目になりますからね…。

 

カッコウが巣に近づくと、上に書いたホオジロ同様に猛攻撃。

 

知らぬ間に巣に、カッコウの卵と思われる卵があれば、即座に巣の外に落とします。

 

もちろん、落とされたカッコウの卵は、生きながらえることはありません。

 

オナガのカッコウ対策の進化

キャラ

ここで注目したいのは、最近になってカッコウに托卵をされるようになってきたオナガです。

 

もともと生息地が違ったために、出会わなかった2種の鳥たち。

 

しかし自然環境の変化に伴い、カッコウとオナガは分布を共通することになってきました。

 

当然、カッコウはオナガの巣にも、同じように托卵を開始。

 

2018年現在で、ほんの「5~10年前に開始」した出来事なんです。

 

カッコウの托卵システムなんて知らないオナガは、最初はせっせとカッコウの卵を温め、ヒナを育てる羽目に。

 

一部の地域では、カッコウの托卵ゆえに、オナガの数が激減したとも言われています。

 

ところがオナガ、たったの10年で大進化。

 

「このままじゃ、カッコウのせいで種が終わってしまう!」

という危機感からか、カッコウが巣に近づくと猛攻撃。

 

そして、カッコウの卵を見分けて巣の外に落とすという行為も、顕著に見られるようになってきたのです。

 

種の絶滅の危機に、急激な進化を遂げたオナガによって、巣の外に落とされるカッコウのヒナも増えました。

 

対カッコウという側面で、オナガは急速に進化したのです。

 

たった10年で…

種の進化とは、人間の理解を超えることも多々あるということですね。

 

まとめ

  • カッコウの托卵は、エグイ。
  • カッコウの托卵に対する報復もまた、エグイ。
  • カッコウの托卵に対する報復は、「育児放棄」や「卵を巣から落とす」というものである。
  • カッコウに托卵されるのは、モズ、オオヨシキリ、オナガである。
  • 300年ほど前までは、カッコウに托卵されていたホオジロは、カッコウ托卵対策に長け、ついに托卵されないまでに進化した!
  • ここ10年くらいの間にカッコウに托卵されるようになったオナガも、たった10年で驚くほどの進化を遂げ、托卵対抗策を身につけつつある。

カッコウの托卵について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

ヒナがかわいそう、とか、卵がかわいそう!

 

などという話ではなく、自然界は常に過酷で危険が伴い、

全ての生き物はその中で、種の繁栄を追って必死で生きているのだということです。

 

我々人間は、カッコウやホオジロ・オナガほどに、

種の存続のために命をいくつも捧げ続けて進化するような、

そんな敬虔な立場を忘れつつありますよね。

 

カッコウの抜け目なさや、対抗する種の進化を知ることで、

人間もまた、カッコウとなんら変わりない、一つの種に過ぎないのだと、思い出すきっかけになるのではないでしょうか。

 

以下の記事もご覧ください。

 

参照元URL:こだわりアカデミー


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