- 金魚を飼育するコツは?
- 飼育セット・用品を100均ダイソーで揃えることができる?
夏祭りといえば、夜店。夜店といえば、金魚すくい。
毎年の夏まつりで、金魚すくいを楽しみにしているお子様も多いのではないでしょうか。
金魚をお子さんが連れて帰ってきた時、飼育容器がなくて困る方も多いと思います。
でも、心配ご無用。
今回は、金魚の飼育用品の揃え方と、基本的な飼育のコツなどをまとめてお伝えいたします。
夏祭りなどの時期に、急に金魚が我が家に来ても、慌てず対処できるように以下を参考にしてくださいね!
ページの目次
金魚を飼育するコツ・水について
夏になると、金魚水槽のブクブクを見ているだけで涼しさが増す上に、癒し効果も絶大です!
ペットショップで金魚を見ると、思わず衝動買いしてしまったという経験をされたかたも、少なくないのではないでしょうか。
それほどに夏の金魚が我々に与える冷涼効果が大きいということですよね。
江戸時代から親しまれてきた金魚飼育ですが、うまく飼育し、長生きさせるコツはあるのでしょうか?
以下に金魚飼育のコツや、長生きさせるポイントなどを、経験をもとにまとめてみたので参考にしてください!
水槽に対する金魚の飼育数は?
一般的に、金魚1匹につき水5リットルが必要と言われています。
30cm幅の水槽に入る水が、およそ12リットル。つまり、30cm幅の水槽では金魚2~3匹の飼育できるという計算になります。
通常の60cm水槽にエアレーションしながら飼育する場合は、小さめの金魚ならば10匹くらいまで飼うことができるでしょう。
金魚には胃がなく、食べたエサをちゃんと消化しきれません。
そのため、金魚のフンで水質は悪化しやすいため、他の魚に比べると、水槽に対する頭数が少なくなる計算なのだと覚えてください。
金魚の「鼻上げ」に注意!
水質が悪化すると水中の酸素が少なくなり、すぐに「鼻上げ」(水面近くに顔を上げている)という行動をするようになります。
金魚の「鼻上げ」が見られたときは、とても危険な状態!すぐに環境を改善してあげないと、死んでしまいます!
改善方法としては、エアレーションの強化や、一部の金魚を別の水槽に分けるなどの方法が挙げられます。
金魚の水換えのタイミング
金魚を長生きさせるための秘訣は、「水替え」と「餌やり」に尽きると言っても過言ではありません。
水槽の環境が良ければ、バクテリアが増えます。
そのバクテリアたちが金魚の出すフンや食べ残しを分解し、比較的無害な物質に変えてくれるんです。
しかし、いくら水槽内にバクテリアが十分に合ったとしても、水槽内の水全てを、確実に無害に出来るわけではありません。
バクテリア環境が万全であったとしても、金魚を飼育していくうちに、少しずつ水中に有害な物質が溜まっていきます。
そのため、金魚飼育の際の定期的な水替えは、必須。
濾過器から出た泡が消えにくくなってきたならば、それが水を換えるタイミングです。
水換えの頻度
上に書いた「水槽に対する金魚の飼育数」で紹介した通りの、金魚の頭数に対する水槽ならば、水換え頻度は1~2週間に1度くらいが目安です。
全体から20%ほどの水を出し、新しい水と交換します。
水槽のおおきさや金魚の数などで水換えの頻度は変わります。
特に、設置したばかりの水槽ではバクテリアが少ないため、まめに水を交換する必要があります。
一度にたくさんの水を変えてしまうと、せっかく増えたバクテリアを激減させてしまうことになるため、常に20~30%くらいの水換え量を心がけましょう。
緊急に水換えをするとき
上に紹介した水換えの頻度は、あくまでも「通常時」です。
緊急時には、水換えを臨時で行う必要も出てきます。ではその「緊急時」とは、どのようなときでしょうか?
それは、水がにごっているとき。また、水はクリアでも、金魚に元気がないときです。
そして夏場は普段よりも頻繁な水換えが必要になる季節です。金魚とは、夏の風物詩でもある生き物ですよね。夏になると金魚も活発になり、その分水質悪化も早まるからです。
良質な水の作り方
水道水には、金魚に有害な塩素が含まれています。
金魚に限らず、水道水に含まれる塩素は、アクアリウムペット全てに悪影響を与える怖い物質なのです。
ペット飼育の際には以下に紹介する方法で、かならず良質な水を作ってから飼育に利用しましょうね。
塩素を取り除くおすすめの方法は、2つあります。
- 数日汲み置きをし、塩素を自然に飛ばしてしまう
- 市販の塩素除去剤で取り除く
急いでいる場合は、市販の除去剤を使っても良いですが、金魚を飼育してきた経験者さんたちは一概に「自然に塩素を飛ばす方法」を押します。
なぜ市販の塩素除去財ではいけないのか。自然に塩素を飛ばすのと、水質はどう違うのかを以下にお伝えしていきます。
市販の塩素除去財は避けるべき?
夏まつりの屋台などで、たくさんの金魚を一度にとってしまった場合…家の水槽はとたんに金魚でいっぱいになってしまいます。
気合を入れて飼育をがんばるぞ!と意気込んだところで、なぜか金魚たちが水槽ごといっせいに天に召されてしまうことってありませんか?
1匹ならともかく、たくさんの金魚が水槽ごと死んでしまった場合は、飼い主さんの受ける衝撃もひとしおですよね。
理由についてはいくつか考えられますが、そのうちの一つとして「市販の塩素除去剤」が挙げられるのです。
元気な金魚ならば問題ない場合が多いのですが、ちょっと弱っている金魚の多い水槽の水を、塩素除去剤を入れた水に交換したタイミングで、金魚がいっせいに死んでしまうことが稀にあるのです。
もちろん市販の塩素除去剤でも、元気のままの金魚も多いため、必ずしも避ける必要はありません。
しかし水質変化を理由に「絶対に金魚に死んで欲しくない!」と願うのであれば、そうした懸念のない「自然に塩素を飛ばす方法」を選んだほうが無難です。
金魚やアクアリウムペットを飼育されているご家庭のベランダや庭には、必ずと言っていい程ばけつの中に水が常に汲み置きされていますよね。
慣れた飼育者さんであるほどに、自然の汲み置きこそ、魚の健康維持のためにいいのだと肌で感じているでしょう。
金魚飼育のコツ・エサについて
金魚飼育の際に気をつけるべき2大ポイントは「水」と「エサ」です。
水については上述してきた内容を参考にしてください。お次はいよいよ金魚のエサについて、詳しく紹介していきます!
エサやりは飼い主と金魚のコミュニケーションがとれるほのぼのタイム。金魚は見て楽しむ他に、エサをあげてたのしむことができますよね。
人間の存在や家の環境に慣れてきた金魚は、飼い主さんが近づくだけで近寄ってくることもあります。そのため、エサやりを楽しみにしている飼い主さんも多いでしょう。
そんなエサやりですが、ちょっと工夫することで、金魚の寿命を大幅に伸ばすことも可能になるかもしれません!
金魚の体を強くするヒントも織り交ぜてかいてみたので、以下を参考にエサやりを工夫してみてください。
1度に与えるエサの量は?
金魚は、与えてもらったエサの全てを食べきれるとは限りません。生き物ですから人間同様に、許容量というものがあります。
餌を与えすぎると太りすぎたり、消化器官が弱くなり病気になりやすくなることもあります。
そのため、飼い主さんはその金魚にあった適量を与える必要があります。
経験者飼い主さんは当然のように把握しているエサの適量も、初心者飼い主さんはわからなく、ついついあげすぎちゃいますよね。
「金魚のエサの適量ってどのくらい?」とわからない方は、およそ【金魚の目玉の大きさと同じくらいの量のエサ】とおぼえてください。
長生き&健康にするエサやりのコツ
金魚は自然界では赤どや小型の魚・藻類などを食べて生活しています。
ですから、飼育下の金魚に対しても、1つの餌に偏るのではなく、さまざまな種類の餌をうまく組み合わせて与えることがエサやりの大きなポイントです!
ペットショップなどに行くと、金魚のエサとして多くの種類が売られていますよね。
餌の代わりにもなる水槽内の装飾もかねた藻類も売られていることがあります。
それらのエサを複合的に与えていくことで、金魚の「長寿」や「健康維持」につながることでしょう。
エサを与える時間は?
金魚は日中に活動し、夜になると寝てしまいます。
そのため金魚のエサやりは、出来るだけ午前中(時間を空けて1~2回)にしてください。人間と同じように、朝起きてから消化器官が動き出すからです。
これまた人間同様ですが、夜寝る前の食事は、消化しきれずに体にとっても負担が大きいのでおすすめできません。
食べ残しが出ない分量(少量)を与えるのが理想ですが、もし餌を与えてみて食べ残しが出るようなら、次回から調節するといいでしょう。
上に紹介した「金魚の目玉くらいの量」はあくまでも目安。「絶対」ではないのです。
飼育されている世界にたった1匹の金魚の、適切なエサの量は、毎日のエサやりの中から飼い主さんご自身が見つけていく必要があります。
食べ残したエサの回収方法
また、水質悪化を防ぐためにも、余ったエサは網などで必ず取り除くようにしてください。
ホームセンターなどに行けば、金魚の水槽内の「ゴミ取り」様の網が数種類売られているので、水槽の大きさに合わせたものを購入するといいでしょう。
食べ残したエサは、通常「エサやりから5分後」に回収するといいといわれています。
ですが、時間よりも金魚の様子を見て回収する方がいいでしょう。
エサのあげ始めは金魚は喜んでエサに食いついていますよね。数分後に、おなかいっぱいになるタイミングで、エサを無視してすいすい泳ぎだす瞬間があります。
この、「エサを無視して泳ぎだす」ときこそ、余ったエサを掃除するタイミングです!
個人的には、浮いているエサは回収しやすいのに対し、水を含んで沈んだエサは回収しにくい。
しかも沈んだエサは水質悪化の原因になりかねません。
まとめると、金魚がエサを無視して泳ぎだし、なおかつ残ったエサがまだ水面に浮いているときにすかさず回収する方法が、ベストと言えるでしょう!
夏と冬のエサやりの違いに注意!
金魚は、夏場とても活発に動き、エサも多く食べます。
一方、冬場は水底でじっとして、ほとんど動かなくなるため、エサも必要なくなります。
冬場の日中の少し暖かいときは、水面近くに出てきて、元気な姿を見せてくれる時がありますが、その時に嬉しさのあまりエサを与えるのはNGです。
消化不良になってしまい、一度に体力を落としてしまうからです。
金魚は人間よりもずっと小さくデリケートな生き物。消化不良を原因に、命を落とすこともありえるため、冬場のエサやりは控えるように気をつけてくださいね。
金魚飼育の用品・一覧
では、金魚飼育に必要な用品を、一覧でお伝えしていくので参考にしてください。
- 水槽
- 砂利・底砂
- エアフィルター(ろ過器)
- 金魚が隠れる場所
- 水換え時のバケツ
- 水槽内のゴミとり用の網
- エサ
- 水換え時のポンプ
- 市販の塩素中和剤
- 水温計
いかがでしょうか。金魚飼育の初心者さんにしてみると、「こんなにいるのか?!」と思われるかもしれませんね。
しかし他のアクアリウムペットに比べると、これでも金魚飼育はとても簡単で、準備品も少なくすむのでおすすめです。
金魚の種類でかわる飼育方法
金魚が喜ぶ水槽の環境は、なんといっても水が綺麗に保たれていることです。飼育する金魚の種類によって、水槽環境は若干かえる必要があります。
特にろ過器の水流はポイントになります。
和金など、泳ぎの得意な金魚は多少強い水流でも大丈夫ですが、出目金や琉金など、身体の丸い金魚に強い水流は危険です。
水流の弱いものでないと、体力を消耗し、病気になりやすくなってしまうからです。
水槽内に入れるエアレーションやろ過器を選ぶときは、飼っている金魚の種類によって飼い分ける必要があることを、あらかじめ知っておいてくださいね。
100均で買えるもの・買えないもの
子供が急に祭りで金魚をすくってきた、という方は、強制的に始まる金魚飼育にいくらかかるか心配でしょう。
上に紹介した金魚飼育の準備品のうちの、多くは100均で準備できることをご存知でしょうか?
逆に100均では売られていない、「買わざるをえないもの」は以下の通りです。
- ろ過器(エアレーション)
- 塩素除去剤
ろ過器は、ろ過して水を綺麗にしてくれるための装置で、金魚を飼うには必需品です。できたら、外掛け式もしくは外部ろ過がオススメです。
これだけは100均では難しい…しかしこの2つ以外の金魚飼育セットのほとんどは、100均で購入可能ということです。
そこで100均でそろう金魚飼育セットについて、以下に詳しく紹介していきます。
飼育用品を100均・ダイソーで揃える
日本一の100均として各地に店舗のあるダイソーで、金魚飼育の用品がどのくらいそろうのかを見て行きましょう。
多くのご家庭で、夏まつりのタイミングで急にスタートする金魚飼育 ですが、近所のダイソーでそろうなら助かりますよね。
100均・ダイソーにある金魚の飼育用品
水槽の種類
- 洗面器
- バケツ
- 金魚鉢
- 水槽(カブトムシ用など)
- 金魚のエサ
- プラスチック容器
- 保存容器
洗面器やバケツは、見栄えは悪いですが、水を毎日全部交換するなら飼育可能です。
100均の金魚鉢はとても小さいので、そこでずっと飼育し続けるのは無理があるでしょう。
そのためおすすめはしませんが、小さな金魚1匹くらいならば、飼えないことはないというレベル。
カブトムシ飼育のコーナーにある透明のクリアケースは、金魚飼育をすることも出来ます。ダイソーには大中小のサイズがそろっているため、大きな水槽であれば金魚の多頭飼いが可能です。
Sサイズの小さな水槽であれば、小さな金魚1~2匹がMAX。水もこまめに交換することで、飼育可能と思われます。
ダイソーの水槽は、1時しのぎすることはできますが、ホームセンターやペットショップが近くにない方のための、一時的な飼育水槽と割り切って考えたほうがいいですね。
いずれは飼育に適した水槽に換えることを、あらかじめ想定しておくことをおすすめします。
ダイソーにある飼育に使えるその他のもの
- 砂利・底砂
- 水換え時のバケツ
- 水槽内のゴミとり用の網
- エサ
- 水換え時のクリーナーポンプ
- 水槽用水温計
水槽用水温計
水槽用水温計は、ペットショップなどでは数百円するのに、ダイソーでは108円で売っています!
しかも使い勝手は同じなので、これはお買い得です。デザインなどにこだわりのない方は、他のものも十分ダイソーでそろえられます。
クリーナーポンプ
ダイソーで売られている飼育用具の中で、ほかにもおすすめはあります。それはクリーナーポンプ!
クリーナーポンプは水換えのたびに大活躍してくれます。商品の種類にもよりますが、先に砂を吸い込まないフィルターつきのものがおすすめ。
フィルターつきのクリーナーポンプが108円なのには、多くの飼い主さんが助かっていることでしょう!
底砂・砂利
砂利は、金魚用と書かれているものを選ぶようにしてください。ダイソーにも売られているのを見かけたことはありますが、店舗によって異なりますのでご注意ください。
砂利を敷くことにより、バクテリアの繁殖を促し、水質を安定させてくれるという効果があります。
選ぶポイントは「より、バクテリアを繁殖しやすいもの」です。余裕が出てきたらダイソーではなく、ペットショップに行ってスタッフさんのおすすめのものを購入するといいでしょう。
隠れる場所は、金魚が休息をとるための場所です。
金魚が入ることが出来れば、どのようなものでも代用できますが、こちらもバクテリアの繁殖をうながしてくれるものがおすすめです。
酸素の出る石は、少ない水で使うと水質を急激に変化させ、金魚の体にとって悪影響なので、やめておいた方がいいでしょう。
その他のダイソー品
食べ残しのエサを回収するための網は、もしかすると金魚飼育売り場ではなく、洗濯物関連商品のあたりにおかれているかもしれません。
金魚のエサも、夏を中心にダイソーに売られていますが、上に紹介したようにエサの種類を複合的にするように心がけてください。
元気な金魚の見分け方
金魚は、元気な金魚か弱った金魚かによって、飼育後の展開は大きく変わります。
そのため、金魚を飼い始めるときに、「元気な金魚」を見極める目こそが、金魚飼育の成功の大きなポイントなのです。
では、どのようなポイントをみて、その金魚が元気かどうかを判断したらよいのでしょう?
以下に「元気な金魚を見極めるポイント」を紹介していくので、金魚購入の際に役立ててください。
お祭りなどの出店で金魚すくいするときも是非、以下の「元気な金魚」の見分け方を活用して、活きのいい金魚をすくってみてください!
活発度合い
他の金魚から離れている金魚や、底の方に沈んでいるおとなしい金魚は、弱っている可能性が高いです。
金魚すくいのときはおとなしい金魚ほど「つかまえやすい」と狙ってしまいがちなのですが、今後の飼育を考えて、あえて元気な難関金魚の捕獲に挑戦してみてください!
また、金魚すくいで1匹も金魚が取れなかったときに、屋台のおじさんが1匹サービスでくれることがありますよね?
そんなときにさりげなく、元気に群れの中で泳いでいる金魚を指定して、もらっちゃいましょう!
泳ぎ方
同じ種類なのに、他の金魚と比べて泳ぎ方がおかしい金魚は要注意です!
一匹だけ体のくねらせ方がおかしかったり、背骨が曲がっていたり…尾びれの動きが悪い金魚も中にはいます。
そういう金魚は病気にかかっていることが多いため、さけたほうが無難です。
琉金やピンポンパール
琉金やピンポンパールという種類の金魚は、転覆病という病気にかかりやすいのでおすすめできません。
転覆病とは、身体がひっくり返り転覆してしまうこと。
もし、頭をずっと下に向けたまま泳いでいる個体がいたら、今はまだ大丈夫でも、将来転覆病に発症する確率が高いと考えられます。
言うまでもありませんが、そういう金魚は選ばないようにしましょうね。
ランチュウ
ランチョウは背びれがないのが特徴なので、背中のラインの美しさや肉瘤で選ぶのがオススメです。
背びれのない金魚は、上から鑑賞・飼育するのが一般的なので、上からみて美しい個体が「良い金魚」ということになります。
品種が分けられている金魚の場合は、個体に品種の特徴が良くあらわれているものを選びましょう。
ヒレやエラやウロコの状態
状態の良い金魚のヒレは、左右対称でピンと伸びています。
逆にヒレが破れていたり、キレていたり、白いツブツブが付いている金魚は「避けたほうがいい」サインです。
そして、エラがずっとパクパクしているような金魚もNGサインです。
ウロコがささくれていたりめくれていたりする部分のある金魚は、病気になっている可能性が高いので、必ず避けるようにしましょう。
初心者飼い主さんは判別が難しいと思うかもしれませんが、少しでもおかしいと思う箇所のある個体は、避けるようにした方が無難だということです。
同居の金魚の調子が悪い
自分の選ぼうとしている金魚の飼育されている水槽の中に、あきらかに病気と思われる固体や、水槽の中で死んでいる個体がいる場合は、その水槽の水質がよくないと考えられます。
水槽の水が濁っているのが視認できる場合も要注意。
そういう水槽内の金魚は、購入時点で感染していなくても、家に連れ帰ったと単に環境変化によって病気の症状が出やすくなるからです。
経験を積んだ飼育者さんなら、トリートメントをして金魚を回復させることも出来ます。
しかし初心者飼育者さんには金魚のトリートメントは難しいですよね。初心者さんは、そのような水槽からは選ばないようにした方が無難ということです。
金魚を水槽にうつすときのコツ
最後になりますが、祭りの金魚すくいでも、購入でも、金魚を自宅の水槽に最初に移すときのコツをお伝えいたします。
最初の水槽へ移すときに注意を怠ると、環境変化で金魚は簡単に命を落としてしまいかねません。
金魚飼育の最初の難関として、水槽への移し方を十分注意して行ってくださいね。
水槽の準備が出来上がったら、まずはバケツ(それまで金魚がいた水)の水を水槽の1/3くらいの量になるように、水槽に移します。
このことにより、それまで金魚が過ごしてきた水を新しく作った水槽の水に引き継ぐことが出来ます。
準備が整ったら、金魚を網などですくって、水槽へ優しく移動させてあげて下さい。
金魚にとっての1度の温度差は、人間でいう10度になると言われています。
金魚にとって水が変わることは、命の危機でもあるとよく心得て、同じ環境に移し変えることを意識して行いましょう。
金魚が今までいた水にそのまま移すことが、大切なポイントです。
移し変えた後に、金魚が気持ちよさそうに泳いでいればお引越しは無事に終了したと考えていいでしょう。
まとめ
金魚を飼育するコツや100均・ダイソーで購入できる金魚グッズについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
- 元気な金魚の選び方
- 水槽に対する金魚の飼育数
- 水の替え方と作り方
- エサを与える量とタイミング
- 金魚の喜ぶ水槽の作り方
- 飼育セットを100均やダイソーでそろえられるもの
これさえ知っておけば、金魚すくいで連れて帰ってきた金魚に、もう慌てる必要はありませんね。
家や100均・ダイソーにあるもので、数日はしのげます。
金魚飼育が楽しくなるにつれ、ペットショップやホームセンターなどで、新たに金魚飼育用品を、お好みで買い足して言ってみてください。
特に金魚飼育に必須のろ過器はダイソーにも売られていないため、早めにホームセンターに買いに行きましょう。
金魚は「飼い主に懐く」とも言われる人気のアクアリウムペットです。
手をかけるほどに、毎日の金魚飼育が楽しくなってくるに違いないでしょう!