• ミルワームのサナギになる期間は?
  • 蛹でもペットの餌になる?

今や小動物だけに留まらず、熱帯魚や両生類、爬虫類など幅広いペット動物たちの餌昆虫となったミルワーム。

爬虫類を主に飼育している筆者も勿論、過去に何度も与えた事があります。

本来は、爬虫類のようなマイナーなペットよりも歴史の深い、

哺乳類や鳥類等、小動物向けの餌昆虫として販売されていたようです。

 

しかしながら、人工飼料などが豊富な今、

一般家庭においては逆に使われない事の方が多いようにも感じられます。

 

世間では「栄養バランスが悪い」、「消化に良くない」、「見た目がキモい(笑)」などなど。

あまり良い評判を聞かない事も多い悲劇の主人公・ミルワーム

 

ですが、餌昆虫としての立場はどのような物なのでしょうか。

ミルワームのサナギになる期間は?

ミルワームのサナギである期間は、なんとわずか1~2週間!

 

そしてその1~2週間のサナギ期間が、実はペットの餌として最適な期間でもあるのです。

 

その理由と、幼虫から成虫へのミルワームの「餌としての特性」を見ていきましょう。

 

ミルワームは「幼虫」である!

まず、知っておいて頂きたい事が1つあります。

 

それは「ミルワームは幼虫である」と言う事。

 

「そんなの知ってるよ!」とお叱りの言葉を受けそうですが、これが意外と知らない人が多いのです。

 

今まで生き餌を食べる動物の飼育経験のある方なら想像がつくと思いますが、

これまでそういった生き物を飼ったことがない、また興味を持たなかった方々は、

ミルワームが「何か」の幼虫であるとは考えないようです。

 

答えを言うとミルワームは「チャイロコメノゴミムシダマシ」と言う体長17mm前後の羽虫の幼虫です。

 

ちなみに「ジャイアントミルワーム」と称され売られているものは、「ツヤケシオオゴミムシダマシ」の幼虫。

 

ミルワームの仲間ではありますが、ジャイアントミルワームは40mmを超える大きさで、種類の違う虫となります。

 

ミルワームはいずれ羽化する!

ここで困ることが1つ。

 

「幼虫」であると言う事は、いつかはサナギになり、羽化して成虫になると言う事。

 

餌として飼った100匹もの幼虫が羽化して家を飛び回る…

そんなの考えただけでもゾッとしますよね。

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かくいう筆者の家でも、ミルワームが羽化してしまった事があります。

しかし意外な事に、彼らは羽もあり、飛び回りそうな見た目をしているのに全然飛ばないのです。

 

枝先のような飛びやすい場所に置くと飛ぶ事もあるようですが、

平たい場所だとあまり飛ばないみたいですね。

 

しかし飛ばないからいいというわけではありません。

 

ミルワームは成虫になると少し臭いがキツくなります。

 

それが影響しているのかどうかは分かりませんが、筆者宅で飼育しているヒョモントカゲモドキは興味こそ示すものの、ミルワームの成虫に全く食いつきませんでした。

 

一方で、筆者宅で飼育しているフトアゴヒゲトカゲは、かなりの鈍感野郎なのか、

成虫ミルワーム(チャイロコメノゴミムシダマシ)を普通にモグモグ食っていました…。

 

が、こう言った例外を除けば、基本的に捕食するペット側からすると、

成虫はあまり美味しいものではないようですね。

>>ミルワームの成長を画像・動画で解説!

 

蛹(サナギ)でもペットの餌になる?

そんなこんなで幼虫と成虫の話をしてきましたが、間を取ったサナギ、

こいつが意外と注目されていない存在でございます。

 

クネクネと動き、ペットの食いつきは抜群な幼虫ミルワーム。テクテク歩き、ペットから不評の成虫。

 

一方サナギは、たまにクネクネと動き、ペットの食いつきもそこそこ良い餌となります。

 

文字通り、ミルワームのサナギは「間を取っている」存在になりますね。

>>ミルワームはハムスターの餌にもおすすめ?

 

幼虫ミルワームを餌にしたときの注意点

「じゃあ食いつき抜群な幼虫のミルワームで良いじゃん!」と言う身も蓋もない声も聞こえそうですが、

筆者はミルワームのボックスの中にサナギがいると積極的に使います。

 

と言うのも、ミルワームの方がクネクネ動き回り、ペットの食いつきは良いのですが、見ての通りのあの硬い外殻。

 

ミルワーム(幼虫)の硬い殻は、消化されずにペットの糞に出てくる事が多いんです。

 

また、ミルワームを直接見たことのある方ならご存知だとは思いますが、

彼らは顎の力が強く、水槽に入れたまま放置しておくと仲間のミルワームに噛み付いて怪我を負わせる危険もあります。

 

両生類は獲物を丸呑みにする生き物に与えるときは、ミルワームの頭をしっかりつぶす必要があります。

 

噛み付く危険のある幼虫ミルワームは、丸呑みにされた後ペットの内臓に噛みついて、

取り返しのつかない事になりかねないからです。

 

そのため、飼い主のピンセットから餌を食べるような慣れた個体には、

硬い外殻もなく、噛み付く心配もないサナギが丁度良いと思っています。

 

ミルワームの成長期間

「じゃあミルワーム業者はサナギを売れば良いじゃん!」と追い討ちを掛けられそうですが、

ここが残念なポイントでして・・・。

 

ミルワームは幼虫期間が非常に長い昆虫で、成虫までにおよそ4〜5ヶ月かかります。

 

その中でサナギの期間は、だいたいは2週間程度しかありません。

 

暖かければ1週間程度で羽化する事もあります。

 

餌昆虫として見るならばミルワームはサナギの状態が一番扱い易いと思うのですが、

ストック出来る期間が短いからか、あまり有用ではないようです。

 

ミルワームとしての販売が一般的

ミルワームがサナギでいる1~2週間の間で、都合よく完売できるとは限らないからです。

 

そしてサナギの後は、「もっともペットの食いつきの悪い成虫」に、あっという間に羽化。

 

そのため、4~5ヶ月は「ペットの食いつき抜群!」の幼虫ミルワームが、

余裕を持った販売期間として、一般的に流通しています。

 

なので、幼虫ミルワームの中に「サナギがいたらラッキー!」

くらいの軽い気持ちで考えるのが良さそうですね。

 

ミルワーム・サナギ・成虫の栄養の違い

ちなみに栄養面でどれが一番良いと言うのは筆者は特にないと思っています。

 

と言うのも、ミルワームもサナギも成虫も、姿こそ違えど別の生き物になっている訳ではないからです。

 

良い餌にする方法

大事なのは、「ミルワーム(幼虫)時代にいかに栄養価の高い餌を与えられるか」だと思っています。

 

世間の評判通り栄養価は決して良いとは言えないミルワームですが、

ガッドローディング(餌用昆虫に栄養価の高い餌を与えて間接的に生体に与える事)をしっかりと行って与えれば、

メインとは行かずとも、サブ餌としての仕事はしっかり果たしてくれます。

 

理想を言えば、しっかりとガットローディングを行ったミルワームのサナギが、

餌としてはもっとも適していると言えます。

>>ミルワームを食べるのはOK?

 

ミルワームの「餌」としての地位

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そしてミルワームの餌昆虫としてのポジション。

今は良い時代になったもので、様々な餌が市場に出回り、餌を選べる時代になりました。

 

人工飼料も嗜好性の高いものが多くなり、コオロギも昔よりも死にづらく、

飼育し易い丈夫なものが多くなりました。

 

更には餌用ゴキブリのデュビアやレッドローチ、カイコガの幼虫で栄養満点なシルクワームなど、

餌昆虫のラインナップはとても豊富です。

 

そんな数多く存在する餌昆虫の中から、ミルワームを選択する理由・・・。

 

ミルワームは安価な餌

それはミルワームの値段に対するボリュームと、高い生命力です。

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勿論ボリュームのある餌は他にもあります。

例を挙げて言えば昆虫食や肉食の動物の多くが食べるピンクマウスなどです。

 

しかしグラム単価で考えると圧倒的にミルワームは割安なのです。

 

例えばコオロギで言えば100匹の値段は平均でみれば1500円〜2000円程度が多いでしょう。

 

しかしミルワームは1匹あたりの重量はコオロギを超えてるのにも関わらず、

100匹の平均はおよそ600円〜高くとも1000円程度。

 

ミルワームの生命力について

また、餌昆虫において「死なない」と言うのは重要なポイントです。

 

筆者は節約の為にコオロギの繁殖を試みて、そのあまりの大変さに、

トカゲを飼ってるのかコオロギを飼ってるのか分からなくなった事があります。

 

コオロギの幼生はちょっとした水分で溺死したり、体格差が少しでも出ると共食いしたりして管理が大変です。

 

その反面、ミルワームは多少ほっといても死なず、

あまり見かけませんが繁殖を狙ってもほぼ勝手に殖えると言う情報を数多く聞きます。

 

リーズナブルで繁殖力の強いミルワームは、はっきりいって理想の餌。

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ミルワームに足りないものは「栄養素だけ!」といっても過言ではありません。

 

ミルワーム以外の餌について

消化不良に関してはコオロギの羽でも不良を起こす個体はいるし、噛み付くのはミルワームもコオロギも一緒。

 

デュビアやレッドローチなどは栄養も良いし消化不良も少ないですが、

少々割高だし、成虫になるまでの期間が他の餌昆虫と比べて長いので繁殖には時間がかかります。

 

シルクワームは噛みつかないし栄養抜群ですが、他の餌昆虫と比べてかなり割高。

 

人工飼料は栄養バランスは良いし、価格も全体で見れば割高ではないですが、

やはり生き餌を与えた時とはペットの目の輝きが違います。

 

複数種の餌での飼育が理想

結果として、どの餌もそれ一本で飼育する事は可能でしょうが、

筆者としてはそれぞれの餌の良いところをタイミングとバランス良く使ってなんでも食べる個体にするのが一番だと思っています。

 

複数種の餌に餌づいていると飼育者側からしても安心なことが多いですしね。

 

いざ拒食された時にその個体の食いつきの良い餌を知っているのは大事な事です。

 

もし、飼育されている個体の食いつきの良い餌がミルワームのサナギだったらちょっと厄介な話ではありますけどね・・・(笑)

 

ミルワームについての記事

 

まとめ

ミルワームのサナギになる期間と、蛹でもペットの餌になるかどうかをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

サナギである期間がわずか1~2週間という短期であることが惜しまれるほど、

ミルワームのサナギは餌として優秀であることがお分かりいただけたかと思います。

 

ただし、サナギは優秀な餌であっても、ミルワーム(幼虫)として購入するのが一般的で効率的。

 

自宅で保管中のミルワームの中に、宝探しのようにサナギを見つけたら、

「ラッキー!」と早速ペットにあげてみて下さいね。


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