• ファインディングニモに出てくるドリーの魚の種類は?
  • モデルの魚も忘れっぽい?

2003年に公開されて以来、大人気の映画「ファインディングニモ」。

劇中にヒロインとして登場する忘れっぽい青いお魚の「ドリー」は、いったい何という魚なのでしょうか。

ドリーの忘れっぽさにはマーリンも、映画視聴者もドキドキさせられましたが、ドリーの魚の種類はもともと忘れっぽい特性があるのでしょうか?

今回は「ファインディングニモ」のヒロインのお魚について調べて紹介していくので、以下を参考にしてニモの世界をもっともっと詳しくなりましょう!

ファインディングニモに出てくるドリーの魚の種類

ニモに出てくるマーリンの相棒のドリー。

 

彼女はナンヨウハギという種類の魚です。

 

ニモに登場する別のキャラクターの魚の種類は、こちらの記事をご覧ください。

>>ファインディグニモのキャラクターまとめ

 

ナンヨウハギの基本情報

  • スズキ目ニザダイ科
  • 分布:インド・太平洋のサンゴ礁
  • 体色:青・黒・黄
  • 体長:20cm~30cm

ドリーが「ファインディングニモ」の映画に登場したとき、マーリンよりも一回り大きくて、「忘れっぽいおばさん」みたいな印象を持った方も多いのではないでしょうか。

 

けれども作品紹介のパンフレットなどでドリーのことを「ファインディングニモのヒロイン・ドリー」などと紹介されていると、「え?あのおばちゃんぽい魚、ヒロインだったの?!」と腑に落ちない方も多かったはず。

 

そんな、ドリーはナンヨウハギ。

 

カクレクマノミ(ペルクラ種説もあり)の体長10cmくらいのマーリンに比べると、一回り大きい体格。

 

「ヒロイン」というにはこのサイズ差がネックとなりますよね。

 

更に、あの強烈な「忘れっぽい性格」は、どこか「おばちゃん」っぽく感じられます。

 

ドリーを「ヒロイン」といわれても、女性っぽさを感じられないのは体の大きさとおばちゃんぽい忘れやすさが原因でしょう。

 

次にその、ドリーの大きな特徴である「忘れっぽい」性質について調べてみました。

 

モデルの魚も忘れっぽい?

ドリーのモデルの魚であるナンヨウハギは忘れっぽい性質かどうか。

 

って、調べるまでもなく「NO」なんですけどね。

 

ドリーの魚のモデルであるナンヨウハギに、忘れっぽい性質はありません。

 

魚全体、記憶力はいい?

魚は「3秒で忘れる」とか「5秒で忘れる」とか言われるなんて不名誉なことを言われやすいのですが、それはちょっとちがいます。

 

たとえば、飼っている金魚や熱帯魚の中には、飼い主さんが寄ってきただけで「餌がもらえる!」と思って近寄ってきますよね。

 

これだけでも、「飼い主さん=餌をくれる」と覚えているわけです。

 

数年にわたる長い飼育期間の中で、明らかに「自分に懐いている」と認識されている飼い主さんも多数います。

 

魚全体についても「忘れっぽい」という思い込みは、認識を改めたほうがよさそうですね。

 

ナンヨウハギの記憶力について

ファインディングニモの劇中でドリーは驚くほど多くのことを忘れてしまいます。

キャラ

「ナンヨウハギは忘れっぽい魚なんだろう」と誤解されても仕方のないほどに。

しかし2016年に日本で公開となった映画「ファインディング・ドリー」を観た人ならばお分かりですね。

 

そう、「ファインディングドリー」には、ドリーと同じナンヨウハギが多数出演しますが、「忘れっぽい」のはドリーだけ。

 

ドリーの両親の記憶力はしっかりとして、娘の「忘れっぽさ」を常に心配しています。

 

また、両親を探しに出かけたドリーが飛び込んだ、仲間のナンヨウハギが20匹ほどいる水槽の中でも、仲間は数年前の両親のことを教えてくれ、記憶力もはっきりしている様子。

 

そもそもナンヨウハギはサンゴ礁で群れで生活する生き物です。

 

当然、集団生活の中の個体区別は付いている上に、自分の生息地域を守る記憶力はあります。

 

つまり、映画の中でもドリーだけが「忘れっぽい」という個性を持っているということです。

 

ドリーの忘れっぽさ

ここで、ドリーの忘れっぽさをもうちょっと掘り下げてみていきましょう。

  • 何度も聞いたはずの「ニモ」という名前すら忘れる
  • 「ボートはこっちよ!ついてきて!」といったすぐ後に、付いてきているマーリンに「なぜついてくるの?」と不振がる
  • 新しい物事を覚えられない
  • 自分の行動の意味を忘れてしまう

これらのドリーの様子から、単なる「忘れっぽいキャラ」ではなく、ドリーは健忘症ではないかと推察できます。

 

ドリー自身は彼女の症状を「短期記憶喪失」と呼んでいますが、「新しい物事を覚えられない」という特性は「前向性健忘症」の症状と酷似。

 

ファインディングドリーの映画を観た脳科学者も、「ドリーは健忘症である」と評論していました。

参照元:NeuroPsyFi
参照元URL:https://www.neuropsyfi.com/reviews/finding-nemo

 

ドリーが「覚えていられるもの」

新しい情報を片っ端から忘れてしまうドリーですが、一方で、「ファインディングニモ」では「シドニー」という地名と住所を覚えています。

 

また、記憶の底からひきずりだした、ニモのいるシドニーの住所を何度も連呼しては喜びます。

 

「思い出したこと」や「覚えていられること」に、ドリーは明らかに喜びを感じているのです。

 

マーリンといると「覚えていられる」

そして、ニモが死んだと誤解したマーリンが、旅をやめようとしたときはこういいます。

 

「こんなに長く誰かと一緒にいるのは初めて。あなたといると、よく物を思い出せる。あなたをみていると…家にいるみたいで。だからお願い、行かないで。わたしは、忘れたくない。」

 

ドリーの忘れっぽさに振り回されて、マーリンは散々苦労させられます。

 

にもかかわらず、離れようとしたときのドリーのこの率直な想いは、胸をうつものがありますよね。

 

「あなたといると、物をよく思い出せる」

 

「あなたといると、家にいるみたいで」

 

「わたしは、忘れたくない」

 

ドリーは、マーリンといることで、記憶力が少しよくなっているように感じられませんか?

 

また、ドリー自身が自分の忘れっぽさをコントロールできずに、覚えていられないことを悲しく思っていることもわかります。

 

それでいて、マーリンと一緒にいると「家にいるみたいで」「物をよく思い出せる」というのです。

健忘症の人のQOL

First proposed by Taulbee and Folsom (1966), reality orientation is intended to reorient a person to his or her current reality and ultimately improve the amnesic patient’s quality of life. This is done by easing amnesiacs back into their environment by surrounding them with familiar objects, smells, sounds, photographs, and music (De Guise, Leblanc, Feyz, Thomas, & Gosselin, 2005).

出典元:NeuroPsyFi
出典元URL:https://www.neuropsyfi.com/reviews/finding-nemo

「健忘症患者」のQOL(クオリティオブライフ)向上のために、患者が現実世界に順応するために、その人物の好きな物、匂い、音、写真、音楽を周囲に置くことで、健忘症の症状を和らげるということが、1966年に初めて提案されました。

 

ドリーは知らず知らずのうちに、マーリンに「家に帰ったような」、つまり、家族のような情愛と安心感を抱いています。

 

マーリンと一緒にいることによって自分の忘れっぽさが緩和していることに気がついているのです。

 

そして自分の安心感で症状緩和の助けとなっているマーリンの別離に、「私は、忘れたくない。」と切実な思いを告白しています。

 

マーリンを助けつつも、何度も旅の足をひっぱってきたドリーに対し、フラストレーションを募らせていた観客も大勢いたかもしれません。

 

しかし、このドリーの告白には、胸を打たれるものがあります。

 

信頼できる仲間がそばにいること

そしてファインディングニモの最後には、ドリーはマーリンとニモと行動を共にします。

 

「ファインディングドリー」では、同じサンゴ礁に暮らして、共に生活をしています。

 

映画の最初のほうでは「ニモ」の名前すら覚えられなかったドリーですが、マーリンとニモを「家族」として安心して覚えてい続けることが出来るようになったのです。

 

これは「忘れっぽい」性質をもつドリーにとっては大きな成長・前進です。

マーリンを信頼した理由

そして、なぜ忘れっぽいがゆえに孤高にいきてきたドリーが、マーリンと一緒にいることで忘れっぽさを克服できるようになったのかは、お分かりですね。

 

そう、映画「ファインディングドリー」に答えはすべて隠されています。

キャラ

ドリーもまた、一人の「ニモ」だったから。

子供の頃にはぐれてしまったドリーの両親が、いつも自分を大切に気にかけていたことを、忘れっぽいドリーは覚え続けているからです。

 

ファインディングドリーの冒頭で、突然その記憶を呼び覚ましたドリーは、「どうしても両親をさがしたい!」とマーリンに懇願します。

 

そして、「あなたがそばにいないと、私はすぐに忘れてしまうから」と、マーリンに旅の同行を頼みます。

 

ドリーは、マーリンがそばにいることが、何よりも自分の健忘症の症状を和らげ、記憶力改善につながっていることを確かに自覚している証拠の台詞ですね。

 

「ファインディング・ニモ」というタイトル

ではドリーがなぜ、出会ったばかりのマーリンをそこまで信頼することが出来たのか、お分かりになりますか?

 

それは、まさに映画のタイトルどおり。

 

マーリンが、「ニモを探していたから」です。

 

拾い大海原で人間に捕まった3~4cmの息子を探して、必死に無謀な旅をしていたからです。

 

記憶の奥深くに封印されていたものの、ドリーもまた迷子です。

 

自分のことを心の底から心配して探しているであろう両親の姿が、マーリンと重なったに違いありません。

 

小さな体で命がけの大冒険をして、たった一人の我が子を探し続けるマーリンの姿に、心からの安心感をや信頼感を持つのは当然のことかもしれません。

 

マーリンの「親の愛」に触れることで、ドリーの健忘症は和らぎ、「あなたといると、覚えていられる!」ようになったのです。

 

健忘症を題材にした映画

ファインディングニモも、ファインディングドリーも、ディズニーらしいコメディありきの冒険感動ストーリー。

 

それゆえに、ドリーが健忘症かどうかという点にはあまり注目されずに、単に「忘れっぽい」というキャラと考えている人が多いですよね。

 

ファインディングドリー以外にも、「健忘症」を題材にした映画はあります。

 

ドリュー・バリモア主演の「50回目のファーストキス」や、深津絵里・寺尾聰主演の「博士の愛した数式」には、いずれも交通事故で頭を怪我して、限られた時間しか記憶維持をできなくなる、健忘症の人物が登場します。

 

上述のようにわかりやすく健忘症をテーマにした映画はともかく、ドリーが健忘症であるらしいということは、子供はもちろん、大人たちにも認識されていないことが多いですよね。

 

まとめ

ファインディングニモのヒロイン、ドリーは「ナンヨウハギ」という種類の魚です。

 

ナンヨウハギという種の魚は忘れっぽいということはありません。あくまでも映画の中のドリーが忘れっぽいという設定なだけ。

 

そして、ドリー自体も好きで忘れっぽいわけではなく、どうやら健忘症である可能性が高いという興味深い検証も、紹介いたしました。

 

ファインディングドリー監督のアンドリュー・スタントンは、「金魚は5秒で忘れるってどこかで読んだ」から、ドリーを忘れっぽいキャラにしたなんて話していますが…。

 

上述してきたように、健忘症の症状が、信頼できるソーシャルワーカー(マーリン)がそばにいることで著しく緩和して、社会的生活を送れるようになるという説のほうが、心温まって素敵ですね。

参照元:NeuroPsyFi

 

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