• セキセイインコの吐き戻しをやめさせるには?
  • 対策の時期はいつから?

セキセイインコを飼っていると、吐き戻しをすることがあります。

初めてなら飼い主さんは驚き、あまりに頻繁に吐き戻しをされると、心配にもなってきますよね。

今回は、そんなセキセイインコの吐き戻しの原因とやめさせる方法、そして対策をとるべき時期などについてご紹介したいと思います。

 

セキセイインコの吐き戻しに戸惑っている飼い主さんは、以下を参考にインコ飼育にお役立てくださいね。

セキセイインコの吐き戻しをやめさせるには?

セキセイインコは早い個体だと、生後6カ月を過ぎたころから繁殖が可能になります。

 

野生のインコは、日が長く気温が高くなる春から夏にかけて発情期を迎えます。

 

この時期の発情は自然なことなので心配はいりませんが、発情行動が長く続く場合は、病気を引き起こす原因にもなりかねないので、注意が必要です。

 

インコちゃんの発情期が長いと感じたときの対処方法を「セキセイインコの寿命、ギネス記録!」の記事にまとめてあるので、そちらもあわせてご覧ください。

 

吐き戻しはなぜする?

セキセイインコは、発情期に吐き戻しの行動をすることが、顕著にみられます。

 

吐き戻し以外の発情行動もあるので、あわせてオスメス別に見ていきたいと思います。

 

インコのオスの発情行動

  • 吐き戻しをする。
  • お尻をこすりつける。
  • 「ピロロロロ~」と、とてもインコとは思えない高い声で鳴く。
  • 人に噛みつく。

オスの場合、「吐き戻し」はメスに食べたものを与える求愛行動として行います。

 

1羽で飼育している場合は、おもちゃや飼い主さんがメス代わりになり、求愛対象となってしまいます。

 

つまり、飼い主さんに対してドバッと吐き戻してくるということ…。

 

セキセイインコ自身が求愛対象と思っている相手に向かって、エサをドバっと吐き出すのが「吐き戻し」です。

 

また、お尻をこすりつける行動は、交尾をする時の行動です。

 

頻繁にお尻をこすりつけていると、お尻の羽が抜けて来たり、擦り切れて出血してしまうこともあるので、注意が必要です。

 

お尻をフリフリし、発情している時のオスの精巣は大きくなり、精子をつくるための細胞分裂が活発に行われている状態。

 

この状態が長く続くと、「精巣腫瘍」などの病気を引き起こす原因にもなるため、こちらも見過ごしてはいけません。

 

この交尾行動をする時には、おもちゃや手などを使って、セキセイインコの気をそらせてあげることが必要です。

 

インコのメスの発情行動

  • ろう膜(鼻)が茶色くなり、カサカサしてくる。
  • 人に噛みつく。
  • 暗くて狭い場所でじっとしている。
  • 紙をちぎるなどの巣作り行動がみられる。
  • 背中をそらせて「シャチホコポーズ」をする。
  • 吐き戻しをする。
  • フンが大きくなる。
  • 卵を産む。

メスは発情すると攻撃的になり、背中をそらせてお尻を上げた交尾の姿勢(シャチホコポーズ)をします。

 

また、止まり木をやたらとかじってボロボロにしたり、紙をちぎるなどの行動は、巣作りの材料を集めるしぐさとしてよく見られます。

 

この行動をし始めると、ケージの下にフンきり網を付けていない場合は網を付け、敷き紙をかじらせないようにしたり、木材などは取ってしまうなどの対策が必要です。

 

またケージ内に巣箱がある場合は撤去し、インコが入れないくらいの大きさのエサ入れにする必要も出てきます。

 

放鳥の時も注意が必要で、インコが巣とみなしそうなもの(バッグ・家具の隙間・束ねたカーテンの隙間など)は極力片づけるようにする必要があります。

 

メスはオスほどではありませんが、吐き戻しをすることがあります。

 

これは雛にエサを与える行動で、オスと同様不衛生なので、吐き出したエサは即拭き取るようにしてください。

 

また、大好きなオスが病気などで不調の時も、メスは吐き戻しをします。

 

これは発情しているわけではありませんが、気を付けないとメスの体力を奪いかねない事態なので、注意という意味で書いておきますね。

 

この場合は、メスを安心させてあげることで、不要な吐き戻し行動を緩和させることができるでしょう。

 

吐き戻しをやめさせる方法は?

セキセイインコの吐き戻しは発情することで起こります。

 

ですから、発情を抑えるポイントを理解し、日ごろから対策を取ることが、吐き戻しをやめさせることにつながります。

 

では、発情を抑えるポイントについて見ていきましょう!

  • 日照時間に気を配る。
  • 対象と見なせる相手を置かない。
  • 巣や巣材になるものは置かない。
  • 適温範囲内で季節感を出す。
  • エサを吟味する。
  • 適度なストレスを感じさせる。

日照時間に気を配る

飼育しているセキセイインコの場合、日照時間を短くすることで発情を抑えることが出来ます。

 

1日12時間以内に日照時間を抑え、発情している時は8時間くらいまで短くします。

 

つまり、連続して12時間以上は睡眠時間を取ることで、発情をかなり抑えることができるのです。

 

この時おすすめなグッズが「おやすみカバー」です。

 

おやすみカバーは、光が入らない遮光性のカバーで、人間が起きている時間でもインコのケースにかけることで、寝かせることが出来ます。

 

なるべく人の声やテレビの音が聞こえない、静かな場所に移動させておくとしっかり寝てくれます。

 

ただしインコのメスは、うす暗い場所を巣と見なし発情してしまうので、昼間はケージ全体が明るくなるようにしてください。

 

対象と見なせる相手を置かない

求愛する相手は飼い主やおもちゃ、鏡など、思わぬものにまで発情します。

 

多頭飼いの場合は、同性のインコや異種の鳥もセキセイインコの求愛の対象相手となってしまいます。

 

おもちゃや鏡など、ケージから撤去できるものは撤去し、セキセイインコの目に入らないようにしてください。

 

飼い主が相手の場合、撫でたり話しかける時間を極力減らし、構いすぎないようにするのが「求愛されない」ポイントです。

 

多頭飼育の場合は、発情している子だけを別ケージに隔離してしまうことで、吐き戻しを防ぐことにつながります。

 

巣や巣材になるものは置かない

セキセイインコのメスは巣や巣箱がない場合でも、ケージの隅っこやエサ入れの下など、狭いところに潜り込むことがあります。

 

エサ入れの下に潜り込んだり、エサ入れ自体に入ってしまう場合は、小さめのエサ入れを底から少し高めの位置に設置しましょう。

 

ケージの隅っこですでにうずくまっている場合は、そこでくつろげないように障害物を置くと良いですよ。

 

また、ケージ内に紙類や木材をおかないように心がけ、放鳥中も見つけてかじらないように気を付けてください。

 

適温範囲内で季節感を出す

夏は熱中症に気を付け、セキセイインコが暑がっていたらクーラーで調節し、冬はインコが膨らんでいたらペットヒーターで保温します。

 

セキセイインコの適温は、1歳から6歳は20℃~25℃、雛や1歳未満の時や7歳以上の高齢の時は25℃~30℃です。

 

1歳から6歳までの現役の時は、寒がっていなければあえて保温する必要はありません。

 

ケージに温度計を付けて、セキセイインコの様子と見比べながら、温度管理をすることをおすすめします!

 

エサを吟味する

飼い主はかわいいインコちゃんに、いつでも新鮮なエサをたくさん食べさせてあげたいと思いますが、それはセキセイインコからしたら、有難迷惑です。

 

「常に食べられる状態=カロリーの取りすぎ」に直結してしまうからです。

 

そして、高カロリーな食事を与えていると、精力がつきすぎて「いつでも繁殖オッケー!」になってしまいます。

 

その結果、必要のない発情期を誘発してしまう恐れが出てきます。過発情は病気を誘発する恐れもあるため、避けるべき事態です。

 

エサやりで注意したいことは、以下の2点です。

  • 1日に必要な量だけ与える。
  • 質素な食事にする。

では、セキセイインコの正しいエサやり方法について、詳しく見ていきましょう!

 

1日に必要な量だけ与える

1日に食べ残さない分量を飼育者自身が把握し、その分量だけ与えるようにします。

 

そして、いつでも好きなエサだけが入っているという状況を作らないため、朝夕の決まった時間に与えるようにします。

 

質素な食事にする

人間と全く同じです。

 

ご褒美にリッチな食事はいいですが、普段から毎日高カロリーの食事ばっかりしていたら、人間も生活習慣病になってしまいますね。

 

セキセイインコも同じです。

 

普段はカナリーシードやオ―ツ麦、ソバの実、ニガシード、麻の実などの高カロリーの物は与えないようにし、ヒエ、アワ、キビなどのシンプルなエサを食べさせるようにしてください。

 

例外の時期は、換羽期のオスメスや、既に卵を作ってしまっているメスです。

 

これらの場合は、たんぱく質を摂る必要があるので、必要な栄養素をたっぷりあげるようにし、セキセイインコの様子を見つつ、エサの配合を変えるようにしてください。

 

適度なストレスを感じさせる

飼育されているセキセイインコは、日々穏やかな暮らしをしています。

 

外敵から襲われる心配もなく、エサも探さなくても食べられる…。

 

そして、この穏やかな暮らしは、自然界のように命の危険におびえることなく、エサや水を探しに飛び回る心配もないため、発情しやすくさせているのです。

 

だからと言って、怖がらせたり驚かせたりしてはいけません。

 

では、具体的にどうしたら良いのでしょう?

  • いつでも新鮮な目線に
  • エサを探して楽しみを

いつでも新鮮な目線に

セキセイインコも、視線の先に同じ景色が広がっていると退屈します。

 

ケージを置いている場所を変えられるなら、1週間おきなど定期的に移動してあげるといいでしょう。

 

ケージ移動が難しい場合は、エサ入れの場所や水入れの場所を変えたり、おもちゃを交換したりするだけでも変化が付き、セキセイインコは常に探求心を持ってケージ生活を送ることができるでしょう。

 

エサを探して楽しみを

野生のセキセイインコは、エサを探して遠くまで毎日羽ばたいて飛んでいきます。

 

そのエサを探す行動を、飼育インコに取り入れることを「フォージング」と呼びます。

 

フォージングをすることにより、セキセイインコはエサを食べたり水を飲んだりするために頭を使います。

 

そうやって試行錯誤をすることにより、脳にほどよい刺激を与えることができ、セキセイインコの発情の抑制になると言われています。

 

簡単に作れるものとしては、折り紙や包装紙などカラフルな紙を折り、その隙間にエサを少し隠しておく方法です。

 

キャンディ包みにして中にエサを入れ見つけさせたりなど、ちょっとした楽しみタイムを作ってあげるだけもかなり違います。

 

吐き戻しは体に悪い?

あまりにも頻繁に吐き戻していると、その行為自体が癖になりいつまでも発情期が続く可能性があるため、体に悪いと言われます。

 

発情期が続くと、いろいろな病気にかかりやすくなり、最悪、命の危険まで考えなければなりません。

 

吐き戻しを食べるときの対策とは?

吐き戻しで吐き出したエサをそのままにしておくと、また自分で食べてしまうことが多々あります。

 

一度吐いたエサは、細菌やカビが繁殖しやすくなっており、食べたり吐いたりを繰り返すうちに「そのう炎」などの病気にかかりやすくなってしまいます。

 

汚れてしまったおもちゃや止まり木は清潔にし、吐いたエサはすぐに取り除くようにしてください。

 

吐き戻しと嘔吐(病気)の違いは?

吐き戻しは正面を向いてドバっとエサを吐き出します。

 

これに対して、首を左右に振りながらまき散らすように吐く場合は、病気の可能性が疑われます。

 

吐き戻しの対策の時期はいつから?

冒頭部分にも書きましたが、セキセイインコは生後6カ月を過ぎると、繁殖が可能な月齢と言われています。

 

つまり、この年齢の頃から吐き戻しをする可能性は大いにあるということで、飼育者は観察をしておく必要があります。

 

メスが行うシャチホコポーズとは?

メスが頭の羽毛を逆立てて、瞳を小さくし、体を反らせるポーズのことで、このポーズを長くすると卵を抱く可能性があります。

 

大きなフンをする時は、お腹に卵がすでにできている時です。

 

卵を産んだからといって取り上げると、どんどん産み足してしまうため、ペットショップやインターネットでも売っている「偽卵」を購入し、本物の卵とすり替えることをオススメします。

 

もし抱卵していても、孵化しないとわかれば諦めますが、部屋を暖かくして体力を消費しないように心がけることが大切です。

 

吐き戻しでかかり得る病気は?

オスメスともに、過剰な発情は病気になる要因になるとともに、寿命を縮めてしまうことにもつながります。

 

そして、一度発情スイッチが入ってしまうと、自分ではどうにもこうにも止められないので、日頃から発情しないような生活習慣を送ることが大切です

 

オスの場合

  • 精巣腫瘍
    :ろう膜が青から赤茶色に変色し、なかなか完治せず、最期は呼吸困難で苦しそうな状態になります。
  • ホルモン異常
    :薬でなんとか治ることもありますが、100%とは言い切れません。

 

メスの場合

セキセイインコのメスの場合は、卵詰まりや卵管炎を起こしやすくなります。

 

発情すると無精卵を1度に5~6個産むことがあり、それを繰り返していると、卵にセキセイインコ自身のカルシウムなどの栄養を奪われてしまい、栄養不足に陥ってしまうのです。

 

これをさせないための一番効果的な方法は、飼い主が適切なエサの量を模索することです。

 

適切なエサの量とは…発情はしないけれども健康は保てるラインです。

 

発情しないラインは個々のインコで違うので、目安をお伝えすることは難しく、飼い主さんがインコちゃんを見ながら見つけていくしかありません。

 

どうしても発情が止まらない場合

また、どんなに工夫を凝らしても、インコちゃんの発情がとまらないときがあります。

 

そんなときは病院に連れていき、獣医師さんに相談し、環境改善のアドバイスをもらいましょう。

 

あまりにも酷いと判断されたときには、発情を抑制するホルモン剤を投与してもらえることもあります。

 

まとめ

セキセイインコの吐き戻しを止めさせる方法や、対策すべき時期、かかりやすい病気について書いてきましたが、参考になりましたか?

  • 吐き戻しはオスはメスへの愛情表現であり、メスの吐き戻しは雛にエサをやる行動と、大好きなオスが体調不良になった時がある。
  • 吐き戻しを辞めさせる方法は、発情を抑えることであり、そのポイントは6つある。
  • 吐き戻しが続くのは発情期が続いているということであり、様々な病気にかかりやすくなるため良くない。
  • 一度発情スイッチが入ってしまうと、セキセイインコ自身では止められないため、飼い主さんが止めてあげる必要がある。
  • いろいろな手を尽くしても発情を止められないときは、獣医さんに相談すべき。

特に1羽でセキセイインコを飼育している場合は、発情期に特に気を付ける必要があります。

 

また、気に入った相手との同居でなければ、相手そっちのけで他の対象物に発情してしまうので、相性の良い相手と同居させてあげるようにしてくださいね!

 

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