• クワガタの幼虫の見分け方!
  • オスメスや種類の違いとは?

 

カブトムシやクワガタムシを飼っていて、意外とぶつかる疑問が「この幼虫はなんだろう?」というものです。

 

もちろん、種類の分かっている幼虫をショップで購入した場合や、

自家ペアリングでブリードした場合は間違えることはないのですが、

そうでない場合、自分の持っている幼虫が何なのかわからない、ということがけっこうあります。

 

たとえば、カブトムシとクワガタを一緒に飼育していて、ある日マットの中から幼虫を発見した場合。

 

これがどっちの幼虫なのか、気になりますよね?

 

それに、幼虫の時点でオスなのかメスなのかわかれば、その後の繁殖の計画も立てやすくなります。

 

そこで、今回はクワガタの幼虫の見分け方についてご紹介します。

 

クワガタ?カブトムシ?

まずは、クワガタとカブトムシの幼虫の見分け方から。

 

パッと見にはよく似た幼虫なのですが、見比べるといくつか違いがあります。

 

まずは、気門

 

気門とは、幼虫が呼吸するための細い空気穴です。

 

カブトムシやクワガタの幼虫に限らず、昆虫は気門で呼吸しています。

 

セミの抜け殻をよく見ると、内側から白い糸のようなものがついていますね。

 

この白い糸が、気門の部分の抜け殻です。

 

カブトムシやクワガタの幼虫の体をよく見てみましょう。

 

側面に、赤茶色の点が規則的に並んでいます。

 

この点が、気門です。

 

当然、どちらの幼虫にもあるのですが、クワガタの気門はカブトムシに比べると目立たず、ほとんど見えません。

 

気門がはっきり確認できればカブトムシ、と判断して大丈夫でしょう。

 

次に、体毛です。

 

種類によって程度の差はありますが、基本的にカブトムシの幼虫は体表に産毛がびっしりと生えていて、

クワガタの幼虫はカブトムシの幼虫に比べて産毛が薄い傾向にあります。

 

朽木など材の中で暮らすクワガタと違い、

腐葉土に暮らすカブトムシの幼虫はクワガタよりも厳しい環境で暮らしていると言えます。

 

腐葉土を利用する生き物は多く、中にはムカデのような捕食者もいますし、

雨など天候の影響も受けやすいためです。

 

そうした環境で少しでも身を守るため、産毛が密集しているのではないかと考えられています。

 

クワガタは腐葉土よりも固い朽木で暮らすため、密集した産毛は逆に行動の妨げになってしまうのかもしれません。

 

さらに頭部を見比べると、カブトムシの頭部は黒っぽい色をしていて、

クワガタの頭部はオレンジや明るい茶色をしています。

 

このように、両者を見比べると区別できるポイントはたくさんあります。

 

とはいえ、気門と体毛、頭部の色はどちらもある程度見慣れないと、区別が難しいかもしれません。

 

たいてい、カブトムシの幼虫のほうが大きくなるのですが、

種類や孵化日がわからないと自信を持てないと思います。

 

実はこれらとは別に、確実にクワガタとカブトムシの幼虫を見分けるポイントがあります。

 

それは、お尻を見ることです。

 

お尻には肛門があり、ここからフンをするのですが、

カブトムシの肛門は横に割れた形をしていて、クワガタの肛門は縦に割れた形をしています。

 

これはかなり見分けやすいポイントです。

 

ちなみに、なぜカブトムシの肛門が横向きでクワガタの肛門が縦向きなのかはわかっていません。

 

オス?メス?

ここからは、クワガタの幼虫についてみていきましょう。

 

オスとメスの見分け方についてです。

 

これは、熟練したブリーダーでも100パーセント判別できるものではないので、

「間違いかもしれない」ということを念頭に置いて試してみましょう。

 

もっとも確実なのは、卵巣を見つけることです。

 

昆虫が幼虫から成虫へと羽化する際、サナギの体内で幼虫期の体をほとんど作り変えてしまいますが、

主要な臓器は幼虫の時点で作られています。

 

その一つが、卵巣です。

 

やがて成虫になったとき、卵をつくるための器官です。

 

もちろん、メスにしかありません。

 

つまり、卵巣のある幼虫を見つけたなら、それはメスだということになります。

 

当然、これがなければオスです。

 

卵巣の場所ですが、幼虫の体をよく見るといくつかの節に分かれています。

 

また、幼虫の皮膚は薄いので、うっすらと内臓が透けて見えるのもわかるはずです。

 

お尻から数えて3番目の節に、太くて黄色い線状の器官がないか探してみましょう。

 

もし見つかれば、それが卵巣です。

 

ただし、体を曲げていると節と節の間に埋まってしまったりして、メスなのに卵巣が見つけられない場合があります。

 

そこで、雌雄判別するときは幼虫を手に取り、優しく刺激して体を動かすように仕向けてやりましょう。

 

もちろん、自分で動き出すまで待っていても構いません。

 

幼虫が動き出し、体の節が伸ばされた時がねらい目です。

 

いろいろな角度から幼虫を見て、卵巣を探しましょう。

 

しかし、この方法でも弱点があります。

卵巣がある部分は消化器系の器官も集中しているため、

卵巣と同じような場所に消化管の内容物が見えていることもあるのです。

 

そのため、メスなのに卵巣が隠れていてオスと見間違えた、とか、逆にオスなのに消化管の内容物が卵巣に見えてメスと見間違えた、ということが起こってしまいます。

 

もちろん、単純に卵巣が見つけられない、ということもあるでしょう。

 

これらを100パーセント防ぐ方法はないのですが、間違えてしまう確率を少しでも減らす方法があります。

 

それは、何度か判別をやり直すことです。

 

卵巣を見つける判別方法は、どの種類でもだいたい3齢幼虫くらいから行うことができます。

 

もちろん大きな幼虫のほうが卵巣も見つけやすいのですが、

後述する通りあまり大きくなってから判定しても意味がありません。

 

小さなうちに判別すれば、判別をやり直す際にも時間的な余裕が生まれます。

 

体の曲げ方や消化の程度で卵巣を見つけられなかったり、

見間違えてしまった場合、判別するタイミングを変えることで解決できる場合が多いでしょう。

 

しばらく期間を空けて判別を繰り返すことで、より確実に幼虫の雌雄を判別できるようになります。

 

ちなみに、頭部の大きさやあごの大きさで判別する方法もよく聞かれますが、

個体差も大きいし生育環境によっても変わるため、あまり確実ではありません。

 

幼虫期に雌雄判別するのはなぜ?

ところで、なぜ幼虫期に雌雄判別する必要があるのでしょうか?

 

クワガタの場合、成虫になれば大あごの形で明確にオスとメスの差が出るので、

無理に幼虫で判別しなくてもいいような気がしますね。

 

多少無理してでも幼虫期に雌雄判別する理由として、

オスとメスで幼虫が必要とする広さが違うということが挙げられます。

 

簡単に言えば、オスには立派な大あごがある分、広いスペースを用意しなければならないということです。

 

言い換えれば、メスはオスよりも省スペースで飼育できます。

 

発酵タイプのマットを使う種類の場合、栄養価が高い分、コバエが発生しやすく不衛生になりがちです。

 

そのため、できれば不必要に大きな容器での飼育は避けたいところです。

 

かといって、オスをあまり小さな容器で飼育すると、

せっかくの大あごや美しいフォルムが台無しになってしまいます。

 

また、羽化した後の成虫の飼育を考えても、メスは複数飼育できますがオスは単独飼育です。

 

あらかじめ性別がわかっていれば、用意しなければならない飼育容器の数もめどが立ちます。

 

特に繁殖を考えている場合、手持ちの幼虫のオスとメスの割合によっては、

繁殖用に成虫を用意する必要もあります。

 

幼虫の時点で性別がわかっていれば、そういった計画も立てやすくなるのです。

 

まとめ

 

  • カブトムシの幼虫とクワガタの幼虫は、肛門の向きで見分けられる
  • クワガタの幼虫は卵巣の有無でオスかメスかわかるが、確実ではないので何度か判別したほうがいい
  • 3齢幼虫くらいから判別を始めれば早い段階でオスとメスを判別でき、飼育の計画が立てやすい

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