クワガタ飼育の魅力と言えば、なんといっても「カッコいい成虫を手元に置いていつでも見られる!」ことですが、一歩進んだ楽しみ方があります。

 

「幼虫から育てて、自分の手でカッコいい成虫に仕上げる」という楽しみ方です。

 

カブトムシもそうですが、特にクワガタは幼虫の期間が長く、この時の環境や栄養状態で、成虫の大きさやフォルムが決まります。

 

つまり、幼虫から大切に育てて、自分の納得のいく成虫に仕上げることができるのです。

 

今回は、特に手のかけ甲斐があると言える「マット飼育」についてご紹介します。

 

育てる楽しさを味わうなら「マット飼育」がおススメ!

クワガタ 幼虫マット おすすめ

通常、クワガタの幼虫を飼育する際の方法には次の3つがあります。

  • 専用のビンに材を詰め、その材にキノコの菌糸を張り巡らせた「菌糸ビン」を使う「菌糸ビン飼育」
  • 朽木の中で幼虫を育成する「材飼育」
  • ビンに発酵マットを詰めて育成する「マット飼育」

先に言っておくと、この中でもっとも自然状態に近いのは材飼育です。

 

本来、野生のクワガタは雑木林の中で暮らし、朽ちた倒木に産卵します。

 

そして、卵からふ化した幼虫はこの朽木の中で、朽木を食べながら成長するのです。

 

そのため、材飼育が一番自然状態に近いと言えます。

 

しかし、少なくとも初めてクワガタの幼虫を飼う人にとっては、材飼育はちょっと難しいと言わざるを得ません。

 

一口に「朽木に産卵する」または「朽木を食べて育つ」と言っても、種類によって適した朽ち方が違います。

 

生木に近い固い朽木を好む種もいれば、ほとんど土に近いようなボロボロに朽ちた朽木を好むものもいるのです。

 

材飼育をする場合、この種ごとの好みを把握し、それに合わせて朽木の状態を調整しないといけません。

 

さらに、幼虫の状態が確認しにくく、生きているかどうかさえ怪しい、という状態になりかねません。

 

一方、経験の少ない方でも手軽に上手に飼育できるのが菌糸ビン飼育です。

 

なぜわざわざビンに詰めた材にキノコの菌糸を張り巡らせたかというと、この菌糸が幼虫にとって大事な栄養になるからです。

 

「朽木を食べている」と言っても、純粋に朽木以外何も口に入らないわけではなく、朽木を分解する微生物、それこそキノコ菌などを朽木と一緒に食べています。

 

この菌が、たんぱく質など幼虫の成長にとって重要な栄養になるのです。

 

菌糸ビン飼育では、この重要な栄養となる菌糸を強化した餌を与えることになります。

 

そのため、ビンのサイズさえ間違えなければ誰でも簡単に幼虫の育成が楽しめるのです。

 

正直、ほとんど欠点のない飼育方法ですが、菌糸ビンを自分で作ることはできません。

 

キノコの培養はとてもデリケートな作業で、家庭で行うのは至難の業です。

 

そのため市販の菌糸ビンを購入して使うことになりますが、そうするとほとんどすることがありません。

 

多少でも手をかけたほうが「飼っている実感がわく」という方には、ちょっと物足りないかもしれません。

 

そこでおススメなのが、マット飼育です。

 

自分で発酵マットを作る、発酵マットをビンに詰める、マットを交換する、と、菌糸ビン飼育に比べれば、やることがたくさんあります。

 

それに、ノコギリクワガタやミヤマクワガタは菌糸ビン飼育よりもマット飼育のほうが向いているようです。

 

「生き物を飼っている」「自分が育てている」という実感が欲しい方には、このマット飼育がおススメです。

 

発酵マットの作り方&交換頻度

クワガタ 幼虫マット おすすめ

マット飼育で使用する発酵マットは、自分で作ることもできますし、市販品を使うこともできます。

 

当然、クワガタの飼育用に作られて売られている市販のマットなら、何の不安もなく使うことができますね。

 

ですが、マット飼育の楽しさは何と言っても「マットを自分で作ること」です。

 

せっかくマット飼育に挑戦するのなら、マット作りから始めてみましょう。

 

発酵マットは、広葉樹マットなどをバクテリアや細菌の力で発酵させて作ります。

 

発酵というのは、バクテリアや細菌などの微生物が元となるものを食べて別のものに変えることです。

 

身近なものでいえば、牛乳を乳酸菌で発酵させてヨーグルトにするのと原理は同じです。

 

そのため、発酵していないマットを発酵マットに変えるには少し時間がかかります。

 

温度にもよりますが、1か月くらいはかかると思っておいたほうがいいでしょう。

 

また、幼虫の飼育が始まったら、幼虫の成長に合わせて2~3回くらいマット交換をすることになります。

 

適したビンの大きさは菌糸ビン飼育でもマット飼育でも変わらないので、自分が飼うクワガタの種類に適した菌糸ビンの大きさを調べておけば、成虫になるまでに必要なマットの量が計算できます。

 

だいたい、10Lの広葉樹マットを発酵マットにすると半分くらいになります。

 

幼虫の飼育開始時期や飼育頭数、種類などを見越して、計画的にマット作りを始めておくといいでしょう。

 

また、発酵の進み方によっては質の違う発酵マットになってしまい、マット交換の際に幼虫がストレスを受けることがあるので、必要な発酵マットを一気に作っておいたほうがいいでしょう。

 

作った発酵マットは、しっかり乾かして密封すれば保存できるので、早めに作っておくに越したことはありません。

 

発酵マットの作り方は千差万別で、作る人によって様々な流儀やコツがあります。

 

ここでは、一般的な発酵マットの作り方をご紹介します。

 

用意するのは次の材料です。

  • 広葉樹マット 10L
  • 小麦粉 500g
  • 水 1L

あとは、混ぜ合わせるための大きな容器を用意します。

 

バケツでも大丈夫ですが、量が多い時はコンテナや衣装ケースが便利です。

 

キャラ

私は個人的に、ゴム手袋を使うようにしています。

 

手についた雑菌が発酵を妨げてしまうかもしれないからです。

 

実際のところ、そんなに神経質にならなくてもいいような気がしますが、念のためですね。

 

また、作り始める時期ですが、4~5月がちょうどいいような気がします。

 

私の家の場合、

キャラ

年中エアコンで温度管理している部屋があるのであまり外気温の影響を受けない

のですが、そういう部屋がない方は、なるべく暖かい時期を選ぶといいでしょう。

 

さて、では作り方です。

 

まずはマットをすべて容器にあけます。

 

この時、マットはわりと乾いているはずですが、まだ水は加えません。

 

ここへ、小麦粉を少しずつ小分けにしながら混ぜ合わせていきます。

 

広葉樹マットだけでは、微生物たちにとって分解しにくいらしく、なかなか発酵が進みません。

 

そこで、より分解しやすい小麦粉が発酵を助けてくれるのです。

 

そのため、小麦粉はマット全体に均等に混ざるようにしましょう。

 

人によっては、ここで味の素を入れたり、小麦粉ではなくフスマを入れたり、サプリメントの錠剤を砕いたものを入れたりすることもあります。

 

つまり、ここがマットを作る人のオリジナリティの出しどころというわけです。

 

ちなみに、私は

キャラ

使用済みのコーヒー豆

を混ぜたこともあります。

 

マット作りに慣れてきたら、ぜひどんなブレンドがいいか試してみてくださいね。

 

ひとつだけコツを言うとすれば、入れすぎないことです。

 

さて、しっかりと均等に混ざったら、水を加えます。

 

これも一気に入れるのではなく、入れては混ぜ、入れては混ぜ、と繰り返して均等に湿らせます。

 

この時に重要なのは、加えた水の量ではなく、マットの湿り気です。

 

感覚的ですが、マットをぎゅっと握ってみましょう。

 

握った形に塊ができ、塊の外側がぽろっと崩れるくらいがちょうどいい湿り具合です。

 

握ったときに水がしたたり落ちるようでは湿らせすぎなので、注意しましょう。

 

水分は多すぎるくらいなら少ないくらいの方がうまくいくので、不安だったら少なめを心がけるといいでしょう。

 

混ぜ合わせたら、ビニールシートにいくつか小さな空気穴をあけ、フタをします。

 

このあと、2日に一度のペースでふたをあけ、容器の底からひっくり返すようにマットを混ぜます。

 

マット全体に新鮮な空気を含ませるためです。

 

順調に進めば、数日後には発酵が始まり、マットが熱を持ちます。

 

あとは、発酵が終わるまでの約1か月間、二日に一度マットの混ぜ合わせを根気よく続けるだけです。

 

発酵が終わったかどうかの見極めも難しいのですが、発酵前と比べて色が黒っぽくなるのと、臭いが土っぽくなります。

 

また、発酵熱も出さなくなり、常温に戻ります。

 

発酵が中途半端な状態で幼虫飼育に使うと、発酵熱で幼虫が死んでしまうこともあるので、特に注意しましょう。

 

発酵が終わったと思ってから1週間ほど様子を見て、それでも発酵していないようなら確実です。

 

この状態のマットをビンに詰めれば、幼虫のマット飼育ができます。

 

保存するときは、一度しっかりと乾燥させてから、ジップロックなど密封できる容器に入れ、なるべく空気を抜いて保存しましょう。

 

使用するときは再び水分を含ませますが、水を含ませてから数日おいて、再発酵しないか確認してから使いましょう。

 

まとめ

クワガタ 幼虫マット おすすめ

  • 「飼っている」という実感がほしい人にはマット飼育がおススメ
  • 広葉樹マット、小麦粉、水があれば、基本の発酵マットは作れる
  • 発酵中は熱を持つので、しっかりと発酵しきってから飼育に使いましょう

 


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