• ザリガニ・オスメスの見分け方や違いは?
  • はさみの大きさで区別する?

夏が近づいてくるとペットショップのお仲間に入るのがザリガニです。

そんなザリガニのオスメスの見分け方、そして違いはどんなところにあるのでしょう?

 

ハサミの大きさで区別したら簡単にわかってしまうのでしょうか?

 

今回はザリガニのオス・メスの見分け方を、体験を元に解説していくので、以下をご覧になってザリガニに一歩詳しくなりましょう!

ザリガニ・オスメスの見分け方や違いは?

ザリガニの性別の見分け方って言われて、思いつくことってありますか?

 

カマキリやカメでもメスの方が大きめだから、きっと大きい方がメス!そう思った人も多いのではないでしょうか。

 

見た目のサイズで性別が判断しやすいのは、ザリガニも例外ではありません。

 

しかしザリガニには、その他にもいくつもの「オスメスの見分け方」があるのです!

 

ザリガニという生き物が持つ特徴と共に、以下に順に解説していくので、ぜひ参考にしてください!

 

ザリガニって、なんでザリガニっていうの?

ザリガニはザリガニ科の甲殻類の総称で、名前の由来については諸説あります。

  • 「去る蟹」「退く蟹(シザリガニ)」が転じた説
  • 小さな石の下にいることから「砂利蟹」が転じた説
  • 座ったまま歩くように見えることから「イザリガニ」が転じた説

 

また、地方によれば同じザリガニのことを「エビカニ」と呼ぶ地域もあるそうです。

 

ザリガニの種類

一般的にザリガニといえば、「アメリカザリガニ」のことを想像する人が多いですよね。

 

日本には他にも、日本生まれのザリガニなど、色々な種類のザリガニがいます。

 

そこで簡単に、ザリガニの種類について紹介したいと思います。

  • アメリカザリガニ
  • 日本ザリガニ
  • ウチダザリガニ
  • ミステリークレイフィッシュ
    など

では、各ザリガニの特徴を以下に説明していくので、生体や特徴の違いを一緒に学んでいきましょう。

 

アメリカザリガニ

アメリカザリガニは、外来種ながら日本で一番良く見られるザリガニで、体長は8cm~12cmあります。

 

稀に20cm近い大きさの個体もおり、寿命は約5年です。

 

体色は、基本的に赤か褐色の個体が多く、色素変異でブルーやホワイトなどの色をしている個体もいます。

 

元々はアメリカのミシシッピ川流域に住んでいましたが、1927年にウシガエルのエサとして日本に持ち込まれて以来、環境適応能力の高さゆえに、生活排水の流れ込むような劣悪環境にも耐え、爆発的にその数を増やしました。

 

エサは雑食で、水草などの植物性の物から、水生昆虫や小魚まで幅広く食べてしまい、エサがないときなどは共食いすらするほどの、貪欲な生命力を持っています。

 

立派なハサミを持っていることから、水草を切ってしまったり、水生昆虫を食べてしまったりと、日本古来の環境や生態系を脅かす存在になっていることから、日本の侵略外来種100選にも選ばれています。

 

繁殖期は春から秋にかけてと長く、一度に直径2㎜程の卵を数100個産卵します。

 

アメリカザリガニの特定指定外来種としての位置づけに関しては、「ザリガニの飼育方法まとめ!」の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

 

日本ザリガニ

日本に住む3種類のザリガニのうち、唯一の在来種です。

 

日本ザリガニは現在、北海道・青森県・岩手県および秋田県に住むのみになり、そのうち秋田県大舘市に住んでいる日本ザリガニは、国の天然記念物に指定されています。

 

日本ザリガニは小さく、脱走も得意な上に餌の好みが決まっているため、飼育するのはかなり難しいです。

 

しかも、川の上流域で湧き水などがある清涼な淡水を好み、水温20度以下の水でしか住むことが出来ず、自然界では巣穴の中に潜んでいます。

 

アメリカザリガニと比べると、ナイーブすぎるくらいの生体ですが、外来種に押されまくりの日本のザリガニ界を思えば、トキのような希少性を感じますよね。

 

また、外来種のザリガニに比べて成長が遅く、幼ザリちゃんが大人になるまでは約5年かかります。

 

繁殖活動は年1回しか行わず、産卵数も50個程度と、外来種のザリガニに比べるととてもじゃないけど負けてしまいます。

 

大人の個体の大きさも小さく、体長は5~6cmくらいが多く、稀に大きくて7cmくらいです。

 

体色は茶褐色で、アメリカザリガニに比べ、身体や足が太く、ずんぐりしているのが特徴で、寿命は5年から10年でエサは広葉樹の落ち葉です。

 

ウチダザリガニ(タンカイザリガニ)

日本に住むザリガニの中では一番大型で、体長は15cmほどになります。

 

アメリカのコロンビア川とミズーリ川流域に生息し、1930年にアメリカから食用として摩周湖に持ち込まれて以来、各地に生息範囲を広げました。

 

近年では在来種の日本ザリガニを食べてしまったり、ザリガニペストという病気にかかると危険性が高いことから、2006年からは規制の対象となっています。

 

なんと、水温は-33度~30度までで、1週間耐えることが出来ると言われています。

 

しかも、ウチダザリガニは塩分域でも汽水域でも自由に移動できることから、自力でどんどん全国に進出していってしまい、寿命は約6年ほどと長いです。

 

繁殖期は10月で、メスは一度に100~500個の卵を産み、翌年の春から初夏にかけて、子ザリを腹から放ちます。

 

ミステリークレイフィッシュ(マーブルクレイフィッシュ)

ミステリークレイフィッシュは元々、大理石のような美しい体色をしていることから、ドイツの愛好家たちの間で広まっていました。

 

体長は約9cmほどで、寿命は飼育下で2~3年です。

 

しかも、その名の通りとてもミステリーに満ちたザリガニなんです。

 

というのも、ミステリークレイフィッシュは単為生殖(オスがいなくても、メスが単体で子供を作れる)が出来る、珍しい生き物なんです!

 

ミステリークレイフィッシュにはオスという存在がなく、メスのクローンがたくさん生まれるという形で繁殖する、ということです。

 

しかもそのメスの繁殖力は、とても旺盛だといわれています。自らのクローンを次々と生み出し、次世代へと種をつなげるなんて、人類よりももっと進歩した生命の神秘を感じますよね。

 

また、エサによりカラーが変化しやすく、様々な模様やカラーバリエーションの個体が存在しています。

 

正確は温和で、エサが足りていたら共食いはしません。そして、絶対に自然界に1匹でも放流してはいけません

 

もし放流してしまったら、アメリカザリガニをはるかに上回る繁殖力によって、日本の在来生態系は、ますます絶滅の危惧にさらされることが予想されるからです!

 

ザリガニの身体

ザリガニの身体は大きく分けて、「第一触角」「第二触角」「目」「口」「頭胸部」「腹部」「歩脚(5対)」「腹脚」に分れています。

 

なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、ザリガニのオスメスを区別するために、大体の体の部位を覚えておくと便利ですよ!

 

オスメスの見分け方

ザリガニのオスメスを見分けるには、いくつかの方法があります。

  • 外見の違い(ハサミ)
  • 腹脚(腹についている脚)
  • 生殖口(生殖門)
  • 尾扇
  • セメント腺

では、それぞれの違いについて、オスメス別に見ていきたいと思います。

 

外見の違い

  • オス:見るからに大きな立派なハサミをしています。ハサミを閉じても、根元の部分が開いてしまいます。
  • メス:体のわりには小ぶりで丸みを帯びたハサミをしています。ハサミを使ったとき、根元の部分もわりとちゃんと閉まります。

 

腹脚

  • オス:胸に近い2対の脚は太くて大きいですが、それ以外は小さいです。そして、2対の大きな脚で、メスを抱えて寝ます!愛妻家でドキドキしちゃいますね!
  • メス:オスとは逆に、胸に近い1対目の脚は小さいですが、それ以外のものは大きいです。これは、卵が孵化するまでこの脚でしっかり抱きかかえるのに使うためです。

 

生殖門(生殖口)

  • オス:胸についている脚のうち、頭の方から数えて5対目の脚の付け根付近に白い生殖器がありますが、見つけるのはとても難しいです。生殖口とは精包を出すところです。
  • メス:胸についている脚のうち、頭の方から数えて3対目の脚の付け根に、小さな丸い穴(生殖口)が見えます。生殖口は、オスの精包を取り込む部分です。

 

尾扇とセメント線

  • オス:尾扇もセメント線もありません。
  • メス:尾扇は繁殖の時期になると発達し、セメント線が出てくると産卵や抱卵の時期が近いということがわかります。
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セメント線は、メスが産んだ卵をしっかり脚にくっつけておくために使う、接着剤のようなものです。

 

ザリガニの繁殖と産卵の時の注意点

アメリカザリガニは、自然界では春と秋に繁殖シーズンを迎えます。

 

頭から尾までの長さが6cmくらいになったら、繁殖可能な大きさです。

 

ちなみに飼育している場合は、水温を20度にしていれば、一年中繁殖させることが可能ですが、飼育下での繁殖はできる限り控えたほうがいいでしょう。

 

理由に関しては「ザリガニの飼育方法まとめ!」に詳しく書いているので、そちらの記事も参考にしてください。

 

以下は、「それでもどうしても繁殖させたい!」という方のために、繁殖させる方法を簡単に解説いたしますね。

 

繁殖時の注意点

ザリガニとはいえ、もちろん相性もあるので、オス1匹に対し、メス2匹を同じ飼育ケースに入れておくことをおすすめします。

 

また、オスメスのサイズが違っていたり、ハサミが両方ともない場合は、いくら相性の良い相手でも、繁殖行動をすることが出来ません。

 

ザリガニの交尾方法は、オスがメスと向かい合わせになり、メスのハサミを押さえて行うので、ハサミがないとできないんですよね!

 

更に、万が一オスメスどちらかがおなかをすかしていると、繁殖どころか相手を捕食してしまうため、共食いをしないように、エサはたっぷりあげてください

 

産卵時の注意点

交尾が終わると、夜中から早朝の頃に、メスは体を折り曲げて水中に横たわり、数百個の卵を産みます。

 

メスが抱卵をしていることを確認したら、抱卵しているメス以外のザリガニは他の水槽に移すようにしてください。

 

コレは他のザリガニによって、卵を抱えたメスがびっくりしたり、喧嘩の際に卵を離してしまう可能性を防ぐためです。

 

メスは抱卵すると、片時も休むことなく、卵のお世話をし、大切に守ります。

 

では、メスはどんな方法で卵のお世話をするのでしょう?

 

そして、飼育者はこの時期、どんなことに気を付けてメスのフォローをすればよいのでしょう?

 

ザリママのすること

  • 卵のついたお腹をゆすり、卵に新鮮な水を送るように努力します。
  • 脚で卵の掃除をして、常に清潔を保ちます。

 

飼育者のフォロー

  • 水替えは、孵化するまで必要ありません。
  • でも、たっぷりな水は必要なので、足し水をそっとしてください。その時カルキ抜きは薬に頼らず、自然な方法(バケツに張った水を1~2日つけ置き)でのカルキ抜きをしてください。
  • 卵は酸欠にとても弱いので、エアーポンプで十分に酸素を送ることがポイントです。
  • 卵を抱いている間は、子育てに熱中してご飯をほとんど食べないので、エサは様子を見ながらほんの少しにしてください。
  • メスを驚かせない、静かな環境を与えてあげる。
  • 水温は20~25度を保ち、30度を上回らないように気を付けながら、メスの身体の負担をなるべく減らしてあげられるよう、努めてください。
  • 孵化するまでに残念ながら死んでしまった卵は、新鮮ないくらの卵のように、明るいオレンジ色になります。自然に落下する場合はほとんどなので、落ちているのを見つけたら、ピンセットなどで、そっと静かに取り除いてあげてください。
    もし、そのままほっておくと、カビが生えて、水カビが発生し、順調に育っている卵にまで悪影響を与えます

 

ザリガニの赤ちゃんの誕生!

元気な卵は紫がかった色をしています。

 

そして、卵が成熟してくると、紫がかっていた色はどんどん黒っぽくなり、孵化間近になると、透けて中の赤ちゃんの様子もはっきり見えるようになります。

 

そこまでくると、もうすぐにかわいいザリベビーに会えると、飼育者の期待が一番高まる時期ですね。

 

水温により、多少の違いはありますが、ほぼ抱卵後2週間から3カ月くらいで卵は孵化します。

 

孵化したばかりの赤ちゃんザリガニ

孵化したての赤ちゃんザリガニは、約2週間ほどママザリのお腹にくっついています。

 

この時期は赤ちゃんザリにエサをあげる必要がなく、ママザリのお腹から自然に離れるまで、ソッと見守ってあげてください。

 

そして、ママから離れ独り立ちしたら、ママザリは別の水槽に移してあげてくださいね!

 

ママザリガニを隔離しないと、せっかく生まれたベビーをママ自らが捕食してしまうことがあるからです…。

 

産後の回復期の栄養摂取が重要なのはわかりますが、自ら産んだ子を食べかねないって、自然界のおきてとはいえ無残なものですよね。

 

生まれたザリガニの行き先

アメリカザリガニはその繁殖力から、日本の生態系を壊す「要注意外来種」であると「ザリガニ飼育方法まとめ!」の記事でもこの記事でも繰り返しお伝えしてきました。

 

特定外来種でないため飼育の規制はないものの、簡単にできるからと言って安易に繁殖させ、生まれた数百匹の赤ちゃんを、今度は「飼育できないから」と近所の池などに放す行為は、やはりおすすめできません。

 

とはいえ、数百匹の赤ちゃんザリガニを飼育していくのは、経済的にもスペース的にも一般家庭には無理がありますよね。

 

そこで、もしもザリガニを繁殖させた場合は、以下の方法で対処することをおすすめします。

  • 繁殖させる前から、仲のいいペットショップと話し合って、生まれたザリガニを引き取ってもらう約束をしておく!
  • 近所のお友達にあげる
  • 抱卵した時点で「里親募集」に記事を掲載して、里親をあらかじめ探しておく!

このように、ちょっと面倒に思えても、生まれた命の行き先にきちんと責任を持てる方が、繁殖を試みて欲しいと願います。

 

生き物好きの方でしたら、普段から近所のペットショップにちょくちょく顔を出すので、スタッフさんと顔見知りになることは難しくないでしょう。

 

どうしてもザリガニを繁殖させて見たいという方は、だめもとでも相談してみてはいかがでしょうか。

 

ハサミの大きさで区別する?

上記の「オスとメスの見分け方」の箇所で、ハサミの大きさで区別が出来ることを書きました。

 

通常なら、このハサミの大きさで区別する方法が分かりやすくて良いのですが、時として間違ってしまうことがあります。

 

ハサミで区別がつかないパターン

普通は、オスザリのハサミは太く・大きく・たくましく・立派なのですが、オス同士のケンカや共食いなどでハサミを失ってしまい再生した場合は、メスよりも小さいという場合があります。

 

服脚でもオスメスを見分けることができる

ですから、ザリガニを掴めるのなら、オスメスを見分けるときに腹脚を見た方が確実です。

 

でも、この腹脚を見るというのは経験を積んでいないとなかなか難しいと言われることもあるようです。

 

参考までにオスメスの腹脚の画像を貼り付けておきますね!

 

オスの服脚

ザリガニ オスメス 見分け方

ザリガニのオスですと、1本大きな服脚がお腹の内側に格納されています。

 

これを使って交尾するので、人間でいう陰茎に当たります。

 

メスの服脚

ザリガニ オスメス 見分け方

ザリガニのメスですと、細長い服脚が複数ついています。ムカデのような感じですね。

 

まとめ

ザリガニのオスメスの見分け方について書いてきましたが、いかがでしたか?

  • ザリガニの名前の由来には諸説ある。
  • 日本には数種類のザリガニが存在する。
  • ザリガニのオスメスの区別をつけるには、様々な方法がある。
  • ザリガニを1つの飼育容器に入れるときは、エサをたっぷり入れておかないと共食いする。
  • ザリガニのメスが抱卵したら、抱卵しているメスを単独飼育する。
  • 抱卵している卵が死んでしまったら、自然に落ちることが多いので、見つけ次第取り除かないと、カビが生えて他の卵にも影響がでる。
  • 赤ちゃんザリガニが独り歩きしだしたら、ママザリガニは別の水槽に移動させる。
  • オスメスはハサミの大きさのみでは区別できないケースもある。

これらのことを是非参考にして、ザリガニ飼育を楽しんでくださいね!

 

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